子供の数が減り始めたのは1980年代で、
すでに30年以上、国は少子高齢化に対して
まともな対策をしていません。
少子化、晩婚化、非婚化の原因は
日本人の結婚観の変化と言われていますが、
最大の理由は、経済的な問題でしょう。
現時点の経済的苦境や、
将来への経済的不安により、
結婚や出産に前向きになれない方が
とても多くいらっしゃるのです。
それなのに、日本ではむしろ、
少子高齢化を進めるようなことが横行しています。
例えば、非正規社員の増加です。
データを見れば明らかなのですが、
正社員の既婚率が約40%に対して、
非正規社員の既婚率は、約10%です。
非正規社員が増えれば増えるだけ、
未婚男性も増えてしまい、少子化も加速していくという事実があるのです。
非正規社員の中には、社会保険も未加入か、
圧倒的に少ない方が多くいます。
このままでは、将来、年金も無いために
生活保護を受給する世帯が
急増していくのは間違い無いでしょう。
若い男性の収入が減ってしまったら、
新たな命までもが減ってしまうのは明らかですが、
国も、会社も、この問題は放置したままで、
真剣に取り組んだとは決して言えません。
だからと言って、
この少子高齢化という「人災」に、
私達が何もできないかというと、
そんなことはありません。
私達個人が、自分の力で富を得る意識を持ち、
何にも依存せずに、経済的安定を勝ち取ることです。
そのチャンスは、無限にあります。
リスクが限りなく低くて、
リターンが果てしなく大きいチャンスが、
目の前にはたくさんあるのです。
国の不妊治療への助成は拡大しており、
その点は評価できますが、
個人の収入に関わる抜本的解決は、
国や会社には任せられません。
その力を研鑽するために、
私自身、日々努力していますし、
多くの方に、そのチャンスの入り口を
与えさせていただきたいと願っています。
人災を非難するだけではなく、
自分達の力で乗り越えられるよう、
自分の未来と、日本の未来を、
真剣に考えていきたいですね。