「知識」と「人格」は、人生において
成果を生み出すための「両輪」です。
そのどちらが欠けても、人生の質は下がり、
仕事は円滑に進まず、人から愛されません。
そして、私は、特に重視すべきなのは
「人格」だと考えています。
何故なら、
知識の無さは人格でカバーできますが、
人格の無さを知識でカバーすることは
とても難しいからです。
ITの発展に伴い、
私達は直接のコミュニケーションの機会を
減らしています。
それに伴い、面倒なことはできるだけ無くし、
早く成果に繋がることばかりを
追い求めるようになっていると感じます。
表面的なテクニックを詰め込んだり、
何らかの資格を取得することにフォーカスし、
コミュニケーションから逃げているのです。
つまり、「どうやるか?」という
「やり方」ばかりに目が向いているのです。
しかしながら、人は、他人の
何気ない言動や姿勢を注視しています。
「最前線の従業員の15秒間の接客態度が、企業の成功を左右する」
と言い、その15秒を「真実の瞬間」と表現したのが
スカンジナビア航空を立て直した
ヤン・カールソン氏ですが、
その真実の瞬間でより良い印象を与えるのが
人の「あり方」でしょう。
一瞬で伝わる「人となり」にこそ、
私達は意識を向けるべきなのです。
私自身は、そのためにも、
ビジネスをオンラインで済ませず、
オフラインこそを重視するバランス感覚を
大切にしています。
「やり方」ではなく、「あり方」を磨き、
より多くの人に愛される豊かな人生を
歩んでいきたいですね。