今回は、ベネズエラのBitcoin(ビットコイン)マイナーが10万人規模になったことについてまとめてみました。
ベネズエラとは
世界一の原油埋蔵量が確認されているベネズエラは、天然ガスや鉄鉱石などにも恵まれた資源大国です。
ギアナ高地のエンゼルフォールに代表される美しい自然でも知られる。そこで暮らす人々が今、すさまじい物価上昇が続く中で、毎日の生活を維持するのに必死になっている。
輸出の9割以上を占める原油価格の下落で外貨収入が大きく落ち込んでいるほか、
経済政策の失敗で、2015年度のインフレ率が180%を超えるなど経済危機に直面しています。
アナリストらによると、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領が中央銀行に対する議会の監督権を制限することを決めたことで、
同国がハイパーインフレに陥る可能性が高まっています。
マドゥロ氏がインフレ率は100%に近い数字だと述べています。
ベネズエラのBitcoin(ビットコイン)マイナーが10万人規模に!?
ベネズエラにおけるハイパーインフレーションの影響が、中央主体がおらず「採掘」できる仮想通貨需要を喚起しています。
オフィス街の一角、施錠された密室で、マイニング用のコンピュータが20台動いている。
これは、ベネズエラ国内では珍しくない光景です。
ガレージの地下室、オフィス、あるいは倉庫に至るまで、秘密警察の目を逃れて採掘に勤しむ人びとが存在する。
Bitcoin(ビットコイン)のマイニングは、専用のコンピュータ(ASICと呼ばれる)と電気、インターネットがあれば、世界中のどこからでも参加することが可能です。
マイニングを行う人びとをマイナーと呼び、コストメリットを生かすため、主に電気代の低い地域で、
データセンターのような専用のマイニングファームを設立し産業的に事業を行うことが多い。
ベネズエラは今年9月、2,400%のハイパーインフレーションに見舞われていると試算されている。
外貨である米ドルを調達する方法も乏しく、ボリバルの価値が日に日に減価していくことに耐えかねもはや自国通貨への信頼をなくしたベネズエラの人びとは、
Bitcoin(ビットコイン)で日銭を稼ぐことに活路を見出しているようだ。
ベネズエラの電気代には助成金が出ており、殆ど無料で電力を使用できる。
AFPのインタビューに応えた匿名の人物は、オフィスに20台のマイニングマシンを設置し、月に800ドル以上(2600万ボリバル)を稼ぐと語っている。
ベネズエラにおいてはマイニング自体は違法ではないものの、同国の諜報機関「SEBIN」が電力使用量を監視し、異常値を検知すると強制捜査に入ることは知られている。
そのため、マイニング機器は分散して設置し、サーバーを海外に設置することで監視の目を逃れているようです。
→http://btcnews.jp/5c5uq4ei13034/
貧国の国からどんどん法定通貨から仮想通貨に流れる
日本にとっては割と安全な円という法定通貨があるので、あまり仮想通貨に対して価値があるかないかなどは
まだ日常生活を揺るがすほどの影響力はありません。
しかし、貧国の国である今回紹介したベネズエラやジンバブエなどは、
ハイパーインフレが起きており、自国の通貨では生活すらままならない状況です。
正直日本にとってまだ仮想通貨は、投機目的で価値が上がった下がったと盛り上がっていますが、
ベネズエラやジンバブエは生活するために仮想通貨は必須なんです。
これがどういった意味をもたらすのか?
それは、すでに末端から資本主義経済が崩壊し始めているということです。
世界でも有名な名家であるロスチャイルド家は、なんと資産が1京あります。
資本主義経済がもう行き過ぎた限界を迎えようとしているわけです。
私の中では、どんどん貧国から仮想通貨が普及していき、世界全体へと影響力を増していくと考えています。
つまり、法定通貨を揺るがす存在へと力や勢力が増してきているんですね。
日本でついにBitcoin(ビットコイン)の価値が70万円台突破したことについてまとめてみた

まとめ
通貨が変わるということは世界全体が変わると言っても過言ではないです。
つまり、私たちが今生きている現代は非常に社会が変化しようとしている時代の真っ最中です。
今後あなたが生き延びるためには、こうした事実を受け止めながら、どういった行動をとるべきかを考えて
未来に対して行動しなければならなと思っています。
ジンバブエやベネズエラなどの経済危機が日本でも絶対に起こらない保証はどこにもありません。
今の生活がいつ崩れるかもしれない状況にいるという危機感を持った方がいいです。