今の時代私が心がけていることがあります。
その中でも強く意識しているのは、「シェア」、つまり、誰かに共有していくという心です。
よく、「先に与えることが大切」とか、「与えよ、さらば与えられん」と言われます。
これらはとても大切なことであり、私自身も常に、「ギブ」の精神を重んじてきました。
その上で、昨今の保育園問題や、自然災害における社会での助け合いなどを考えると、
もっと次元の高い意識が必要だと感じています。
何故なら、「ギブ」の先には「テイク」があり、いずれ、自分に返ってくるという見返りを
少なからず求めていると思うからです。
不特定多数の人が関わる事柄に関しては、
自分だけの利益を求めることは適切ではなく、周囲の方を含めた全体の利益を考えるべきです。
また、「ギブ&テイク」という関係では、あくまでも1対1であり、それ以上には社会に拡がっていきません。
ですから、私は、「シェア」という意識で社会に還元していくべきだと思うのです。
自分への見返りを考えるのではなく、誰かから受けた恩を、その先に「恩送り」する、
「ペイフォワード」という思考ですね。
私にとっては「ギブ」ではなく、「シェア」です。
私への見返りは全く求めていなくて、私の先に、何らかの形で、幸せが拡散すれば良いな、と考えています。
1人でできることは小さいですが、社会全体が「シェア」する意識になったら、きっと、とても大きなことができるはずです。
広義に捉えると、社会全体に「ギブ」して、「テイク」への執着を手放していくことが、私達全員を幸せに導いていくということですね。
「ギブ&テイク」から「シェア&シェア」へ日本社会は今こそ、物質だけではなく心も、「シェア」を重んじていくべきだと考えています。