今回は、Rossiya(ロシア)初の政府公認の仮想通貨「CryptoRuble(クリプトルーブル)」についてまとめてみました。
CryptoRuble(クリプトルーブル)とは
CryptoRuble(クリプトルーブル)とは、ビットコインやイーサリアムを中心とする仮想通貨が用いる「ブロックチェーン」の技術を用いた
ロシア政府公認の仮想通貨です。
→http://japanese.engadget.com/2017/10/16/cryptruble/
CryptoRuble(クリプトルーブル)の特徴
CryptoRuble(クリプトルーブル)は、マイニングを行って新たな通貨を生みだすことができないようになっています。
ビットコインなどの仮想通貨は、新たな通貨をマイニングして入手できるようになっていますが、
CryptoRuble(クリプトルーブル)ではこれが禁止とされており、かわりに政府に準ずる公的機関が仮想通貨の発行と管理を行うようになっています。
また、CryptoRuble(クリプトルーブル)は通常の通貨であるルーブルといつでも交換することが可能ですが、
その際には、CryptoRuble(クリプトルーブル)の出どころが証明できない場合は、
13パーセントの税金が課される仕組みになっています。
これは、ブロックチェーンの仕組みを用いて通貨の流れをトラッキングし、不正な取引が行われていないことを確実にすることで、
マネーロンダリングの手段としてCryptoRuble(クリプトルーブル)が使われないようにするための措置として行われます。
そしてCryptoRuble(クリプトルーブル)は、トークンの購入時と売却時に生じた差額(利益)に対しても同率の税金が課される制度になっているようです。
Rossiya(ロシア)でCryptoRuble(クリプトルーブル)を導入した理由
CryptoRuble(クリプトルーブル)の導入について、ニキフォロフ氏は、
「導入を決めた1つの確かな理由は、もしロシアがやらなければユーラシア経済共同体に加盟する近隣諸国が2か月後に先鞭をつけることになるためです」
とコメントしています。
ユーラシア共同体はロシアやベラルーシ、カザフスタン、ウズベキスタンなどからなる組織で、
これらの国の中でも仮想通貨導入の議論が交わされていることをうかがわせる発言です。
まとめ
ついに政府公認の仮想通貨が誕生しましたね。
ですが、ロシア政府は、ビットコインなどの仮想通貨に対しては、否定的であるので、
今後各国でも仮想通貨の導入を検討すべきかなどの関心が集まりそうですね。