よく営業マンがラポールトークという言葉を使っていますが、一体どのようなことなのでしょうか??
ラポールとは、フランス語で「橋をかける」という意味で、
相手と自分との間に橋が架かっている状態、すなわち、心が通じ合い、
互いに信頼し、相手を受け入れている状態を指します。
基本的に好きな人と仲良くなる際や、営業を行う人が当たり前のように行っている手法です。
そのような人は、この手法を知らず知らずに会得しています。
なかなか、初対面の人と上手く話せない人は、まずはこのラポールトークを身につけることをお勧めします。
具体的にラポールトークを行う手法をお教えします。
質問を掘り下げていこう
「好きな食べ物ってありますか?」と切り出して、相手がそれに答えたあと、次の展開はどうしましょう。
「好きなブランドは?」「好きな芸能人は?」などと、質問攻めにしてしまうのは、やりがちなミスです。
「好きな食べ物はなんですか?」
「ラーメンです」
「ラーメン、私も好きなんですよ。どんなラーメンが好きですか?」
「豚骨ラーメンが一番好きです」
「私もよく食べますよ!!どこか美味しいお店など知っていますか?」
これは、相手の話に照準をしぼって、共感を示しながら、ひとつの質問を掘り下げていくタイプの会話です。
浅い質問をいくつも繰り返すよりも、ひとつのテーマを掘っていったほうが、
相手の深い部分まで探ることができ、共感ポイントを見つけやすくなります。
質問はオープンクエスチョンにしよう!!
「ラーメンって好きですか?」というような、「はい」か「いいえ」
2択の選択をせまる質問の仕方を「クローズドクエスチョン」といいます。
回答に自由のない質問を繰り返されるのは、人間を不安にさせるもの。
厳しくチェックを受けているような感覚になってしまうんですね。
それに比べて答えやすいのが、「どんなカレーが好きなんですか?」といった、
自由に回答できる質問の仕方。これが「オープンクエスチョン」です。
例えば、元気のない相手に、「どうされたんですか?」と質問し、「旦那とケンカしたんですよ」と帰ってきた場合。
「なんで、ケンカに?」
「どんなこといわれたんですか?」
とオープンクエスチョンを重ね、具体的な話を聞いていると、共感できる部分が出てくるでしょう。
そこで、「それはひどいですよね」「悲しいですよね」など、相手の感情を共有。
この人は、私の話を聞いてくれる、と安心してもらえますよね。
このようにラポールトークを使うことにより、ユーザーやお客様との関係が近くなります。
基本的なことなのでぜひマスターしましょう!!