ネットビジネスの世界では、『自由』について謳われることが多いですし、
現実的に、会社に雇われることから抜け出し、自由になることを夢見て参戦する人たちが多く存在します。
『自由』の形を大きく3つに分類すると、経済的自由、時間的な自由、精神的な自由等、
様々な自由のあり方が存在します。
そして、目指す自由の形は人それぞれ違うはずです。
そして、お金を稼いで経済的な自由を手にしているようにも見えるようですが、
現実は一般に想像しがちな、自由にお金を使えるという定義の下の経済的自由とは遠い存在にあります。
例え、稼いだとしても法律上や税金上という、稼いだ後の別の問題が発生するのです。
時間的な自由に関しても、何もしない生活を送っていると捉えられますが、
私自身、何かの仕事をしていないと不安になるのです。
遊びに行くとしても、どこか仕事のことを頭の片隅に入れながら行動していますし、
物事の捉え方に関しても、仕事に応用できることはないかという価値観が私の中での優先事項です。
精神的な自由についても、短期及び、長期のいずれの視点から見ても、
うまくいかずムシャクシャする時間の方が圧倒的な時間を占めます。
だからこそ、うまくいった時に解放された時は、得も言えぬ喜びに浸れます。
一見、辛そうにも映るのですが、会社勤めより、
したい事ができないもどかしさや不自由さといった、物足りない気持ちを抱えることはなくなりました。
ネットビジネスの自由の質と会社勤めの自由の質は全く別物です。
会社勤めの自由とは、遊びに行きたい、旅行したい、買い物したい、休暇が欲しいといった
『消費活動の時間のため』という捉え方なのです。
一方で、ネットビジネスの自由とは、『思考』や『行動』の自由を指します。
具体的には、多くの時間を使って、○○とは何か?とか、どうしたら〇〇できるようになるか?といったことを考え、
決断し、行動に移す。その一連の動作の自由を指すのです。
これが、ネットビジネスの自由の本質ですし、ネット上で謳っている人の自由の実態です。
ネットビジネスしたからといって、何もしなくていい自由など得られることはないのです。
ネットビジネスの世界では『自由』という名の幻想をつくり商売している人たちは、
自由と謳いながら、その裏で現実的なアプローチをしているものです。
コピーライティングスキルを用いて商品を効果的に見せる工夫を施したり、
マーケティング戦術を駆使して集客を最大化させるための細工を施したり・・・。
行動しては修正する、という愚直なアプローチをし続けています。
一方で、『自由』という幻想に向けて歩む教育を受ける人達は、
教えを実践しても、結果には結びつかないケースが多いです。
実は、実践することは、主催者側の教えではなく、売り手の行動を学ぶことなのです。
例えば、無料商材から有料商材への勧誘の仕方であったり、集客の仕方であったり、
成約まで結びつけるまでのセールスの全体の構成・・・
といったものを学ぶべきだし、その方が稼ぎにつながります。
『自由』を愉快なもの、楽しいものという幻想を抱いていると、
稼げないどころか世の中の甘い罠にまで引っかかってしまうのでご用心を。