今回は、MyEtherWallet(マイイーサウォレット)で送信失敗するGAS(ガス)の原因についてまとめてみました。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とは
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とは、イーサリアムのウォレットになります。
イーサリアムのウォレットの中でも一番有名かなと思います。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)については、下記の記事を参照してください。

イーサリアムのGAS(ガス)とは
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)を使っていて、「Gas limit(ガスリミット)」と
表示されていますが、これってなんだろう?って思う人もいたと思いますので、それについて説明します。
GAS(ガス)とは、イーサリアムの送金やコントラクトを実行させるために必要な「燃料」
として使われます。このGAS(ガス)は、送り主やコントラクトの実行者が、イーサリアムで支払う必要があります。
簡単に説明すると、イーサリアムやトークンを送り出すときコントラクトを実行するときの「手数料」になります。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)の送金の手数料について
ガスは「Gas Fee(ガス手数料)」と「Gas Price(ガス料金)」の値を掛けて計算されます。
1ガスの単位はweiです。
「1wei=〇〇ether」とその時の相場で手数料が変わります。
最終的にはイーサリアムが手数料としてウォレットから引かれます。
MyEtherWalletを使ってイーサリアムやトークンを送金するときに、
ウォレット内にイーサリアムが0の場合に「最低0.01Ether入れてください」と表示されるのはこのためです。
GasLimit(ガスリミット)の数値が低いとマイナーから無視される場合がある
「Gaslimit(ガスリミット)」とは、自分のウォレットから出していいガスの最大値のことです。
イーサリアムのマイナーは、GasPricreが高いトランザクションから処理していきます。
マイナーは、手数料報酬を稼げるので当たり前ですが。
逆にGasPriceが低いトランザクションは後回しにされたり、無視されることもあります。
MyEtherWalletだと、ガスリミットが自動計算・自動入力されるようになっていますが、
そのままでトランザクションを実行すると、「Out of Gas」と表示されて、
イーサリアムやトークンの送出が失敗することがあります。
つまり、「ガスが足りない」ってことです。
送信成功させるにはガスリミットを高くする
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)を使って何度も送金が失敗する場合は、
自動計算・自動入力されるガスリミットの値よりも2から3倍に設定してあげると成功しやすいです。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)はトランザクションの送信をすると、
画面下に緑色のコーナーが出現して「ViewTX」をクリックすれば、
トランザクションの処理がどう行われているか確認することができます。
成功していると、Contractの右側にチェックマークが付きます。
失敗すると注意マークが表示されて「Out of Gas」と記載されます。
失敗したら、最初からやり直してガスリミットの値を高くして再挑戦すれば成功します。
まとめ
意外とMyEtherWallet(マイイーサウォレット)で、送金できないとか、失敗で悩んでいる人が多いので、
ガスを多めにして再度やってみてくださいね!!