自分の才能を開花させる人間は、強烈な程の「自己愛」を兼ね備えていると考えています。
作家、芸術家、スポーツ選手、政治家、実業家、、、
どんな職種の成功者であったとしても、もし、自己愛に基づくエネルギーが枯渇してしまっていたら、
凡人に終わっていたのではないでしょうか。
強烈な自己愛があったからこそ、執念をもって自らの才能を社会的要請とマッチさせようとし、
天才的な業績を生み出したのです。
アップルのスティーブ・ジョブズは、「自己愛性パーソナリティー障害」だったとも言われます。
「皆と同じ」はつまらない。
これまでのやり方を踏襲するだけでは絶対に満足できない。
自分らしいやり方を模索したい。
このようなわがままな欲求が、努力や才能と結び付いた時に、画期的な創造や偉業に繋がったのです。
ジョブズほど特殊な人物ではなくても、世の中の大成した多くの人は自己愛が強いものです。
自分を信じて、「自信」を持ち、執念をもって事に当たることが成功に繋がっていくのですね。
ただ、一つ、注意しなければならないことがあります。
自己愛の満足を社会貢献に繋げていく工夫をしないと、
単なるわがままな「目立ちたがり」や冷酷な「金儲け主義」の商売人に成り下がっていくということです。
ですから、自己愛を満たす過程で、どんな社会貢献をしていくかを必死で考えるべきだと思うのです。
幼少期に貧しかった松下幸之助は、通りがかりの人が水道の水を飲むのを誰も咎めない様子を見て、
「電気器具を大量に行き渡らせてただ同然にすることができれば、誰もがその恩恵を被るだろう」
と考えました。
このような社会的使命と自分の事業を成功させる自己愛が合体したことが、松下電器の大成功に繋がったのです。
松下幸之助の本を読み、一番最初に学んだ「」です。
私は、自分自身が自由で豊かな人生を送るだけではなく、5万人の仲間をフリーエージェントとして
育成したいという強い願いを持っています。
どうしたらそれが実現できるか、他の誰でも実現できない私らしい道を必死に模索しながら、
自己愛と社会貢献を連結させていく思いでやり遂げたいと思います。