今回は、IBM国際送金事業強化のためStellar(ステラ)とパートナーシップを締結したことについてまとめてみました。
IBM国際送金事業強化のためStellar(ステラ)とパートナーシップを締結!!
IBMはSWIFt主催のサイボス会議で南太平洋の国々での国際間の取引で「lumen」を使用すると発表しました。
南太平洋ではオーストラリアやニュージーランドなどの島々を含めて12種類の通貨が存在しています。
異なる通貨が多く共存することで、
多くの異なる通貨が共存することで、取引のクリアリングやセトルメントに時間がかかるなど、国際間取引の妨げになる問題がある。
しかしIBMは、ブロックチェーンを基礎とするlumenを利用し、国際間取引の障害を解決することができるとしています。
lumenとは?
lumenとは、ブロックチェーンスタートアップのStellar(ステラ)が提供する仮想通貨になります。
lumenはそれぞれの通貨と紐付けすることができ、国際間取引でインスタント取引が完了します。
また、複数の国での取引でもlumenが必要に応じてブリッジ通貨として役割を果たすことで、
台帳を1つにまとめて行えるのでスムーズに取引することが可能です。
Stellar(ステラ)とは?
Stellar(ステラ)とはRipple(リップル)からスピンアウトした技術を使っています。
Stellar(ステラ)は2014年からスタートしている仮想通貨です。
決してステラおばさんとは無関係なので間違えないようにしてくださいね!!wwww
Ripple(リップル)の開発者であったジェド・マケーレブ氏が中心となり、
Ripple(リップル)を元に開発がされました。
通貨単位はXML(ルーメン)と表記されます。
基本はRipple(リップル)と一緒ですが、Stellar(ステラ)は個人をターゲットとしています。既に数百万口座開設されており、送金や決済を便利に行うことができます。
また、Ripple(リップル)とは違う独自のコンセンサスプロトコルを実装しています。
要はロールパンナとメロンパンナ的な感じです。
Ripple(リップル)はビルゲイツ財団と提携を結ぶ
一方でRipple(リップル)は、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏が立ち上げた慈善事業団体「ゲイツ・ファンデーション」のプロジェクトの技術開発に携わっています。
ゲイツ・ファンデーションは、公式サイトで新たなソフトウェア「Majaloop」の公開をしました。
Majaloopは、アフリカなどに住む銀行口座を持たない人々と既存の銀行や金融サービスを提供する企業を繋ぐために開発されたものです。
Majaloopは、リップルのインターレジャー技術を使っており、金融機関とインターネットを通じて個人が国際間取引を安価に行うことが可能です。
また、アフリカに住む銀行口座を持たない人々にも金融サービスを提供しようと試みている。
世界銀行の発表によると、約20億人が銀行口座を持つことができないために基本的な金融サービスを享受できない状態です。
ですが、最近の技術革新や経済発展により多くの人が貧困から抜け出すことができましたが、未だに多くの人が生存権の確保ができないでいる現状も存在しています。
そこで、ゲイツ・ファンデーションは
「Majaloopのようなソフトウェアが、金融サービスのコストを下げ、より多くの人にインクルーシブな金融サービスを提供できる」
としている。
ブロックチェーンを使った仮想通貨の技術は、国際間の取引において既存の金融システムを補完できる部分が多くある。
一方で、IBMのジェシー・ランド技術顧問は、仮想通貨が国際送金に使われるのは一時的で、
来年には中央銀行が発行するデジタル通貨にそのポジションをとって変わられるとの見解を示している。
詳しくは下記の記事を参照してください。

まとめ
どんどん様々な仮想通貨が既存の事業などとパートナシップを結んでいきますね!!
やはり仮想通貨は今後世界を変えるだけの力はあります!!