今回は、FXで1兆円を稼げる酒田五法の5つのチャート分析パターンについてまとめてみました。
酒田五法とは
酒田五法とは、日本で生まれた実用度の高いテクニカル分析手法で、すぐにトレードに取り込むことができます。
酒田五法は、数日間のローソク足の動いによってその後の相場展開を予想手法で、
本間宗久が生み出しました。
本間宗久は、江戸時代の相場師で、酒田五法は江戸時代から脈々と受け継がれてきた
チャート分析手法で、今もなおその手法は機能しています。
ちなみに、本間宗久は酒田罫線法(酒田五法)を使って1兆円を稼ぎ大成功を納めたらしいです。
私自身も、チャートを見るときに酒田五法をヒントにして相場展開を予想することもあります。
もちろんローソク足の見方を理解する必要がありますが、今後トレードしていく上で役に立つ手法です。
酒田五法の5つのパターン
酒田五法は下記の5つからなります。
・三山(さんざん)
・三川(さんせん)
・三空(さんくう)
・三兵(さんぺい)
・三法(さんぽう)
それぞれ詳しく説明していきます。
◉三山(さんざん)
三山(さんざん)とは、上昇相場の天井を表すサインです。
別名「トリプルトップ」と呼ばれています。
相場は一本調子で上がっていくわけではなく、上昇しては一時的に売られて押し目を作り、
そこからまた上昇に転じて高値を超えていく「波」のような形になることは以前、グランビルの法則でも述べました。
しかし、高値抵抗線の売り圧力が強い場合、上記の画像のような動きになります。
1.高値をつけてから一旦下落し押し目となる
2.再び高値にチャレンジするが超えられずに押し戻される(ダブルトップ)
3.さらにもう一度、高値にチャレンジするが超えられず押し戻される(トリプルトップ)
つまり、三山とはチャートの形が3つの山になった状態です。
この状態になると株価は高値を目指す圧力を失い、上昇トレンドから下落トレンドへ転じる可能性が高いということです。
ダブルトップの状態になった時点で上昇トレンドが終わることも多いのですが、
3度目のチャレンジでも高値を越えることができなければ、高い確率で相場は終わるだろう。
これが三山の考え方です。
三尊(さんぞん)
三山と同じ考え方で、三尊天井(さんぞんてんじょう)というものもあります。
三尊も基本的には三山と同じです。
ただ、こちらは海外でも知られているチャート分析であり、
人間の頭と肩のように見えることから「ヘッドアンドショルダー」と呼ばれています。
三山も三尊も、3つの山を築いたら一旦は売っておけという点で同じです。
◉三川(さんせん)
三川(さんせん)は、三山の逆バージョンで買いシグナルとなります。
いわゆる「トリプルボトム」というもので、底割れがおこらずに3つの谷を作ったら、
その後株価は反転するという考え方です。
下がり続けている株価もいつかは底入れし反転します。
株価の下落が続くと、割安感が出てきたり、大量に出ていた売り物が売り尽くされるため、
徐々に買い圧力も大きくなってきます。
しかし、売り圧力がなくなったからといってすぐ反転とはならず、
大抵は株価が下げ止まり、そこから底値圏で揉み合いが始まります。
ダブルトップと同じで、ダブルボトムも買いサインの1つです。
ダブルボトムからさらにもう一度谷を作って、
トリプルボトムになればより高い確率で株価が上昇に転ずるというわけです。
三尊と同じく、三川は「逆三尊」とも呼ばれています。
三川明けの明星・三川宵の明星
三山・三川ともに「3つの山(もしくは谷)」を表す酒田五法だと解説しました。
しかし、三川にはもう一つの使い方があります。それは「3本のローソク足によってシグナルを読む」方法です。
3本のローソク足で売買シグナルを判断する方法を
「三川明けの明星(買シグナル)」、「三川宵の明星(売りシグナル)」といいます。
三川明けの明星
下落トレンドからの反転を示す「三川」のパターン。
「大きく下落 → 下落幅が縮まる → 大きく上昇する」
このパターンを三川明けの明星と呼び、トレンドの転換による買シグナルと判断する。
三川宵の明星
上昇トレンドからの反落を示す「三川」のパターン。
「大きく上昇 → 上昇が鈍化 → 大きく下落する」
このパターンを三川宵の明星といい、上昇トレンドの終了による売りシグナルと判断する。
◉三空(さんくう)
三空(さんくう)は上がりすぎを示すサインです。
日本の株式市場では「板寄せ方式」が採用されているため、前日終値と当日始値の間に差があることがあります。
前日終値よりも高く始まることを、ギャップアップといい、前日終値よりも安く始まることをギャップダウンといいます。
個人投資家のBNFさんは、ギャップアップとギャップダウンの特性に目をつけて、
スイングトレードで巨万の富を築いたことで知られています。
例えば、株式市場が終わってから上方修正が出ると、次の日はギャップアップして高値でスタートすることが多いです。
ギャップアップ・ギャップダウンの際に生じるのが「窓」の存在です。
「窓(酒田五法では空と呼ばれる)」は
株式投資のチャート分析においてはとても重要な要素なので必ず押さえておきたいポイントです。
酒田五法の「三空」は、チャートが3つの窓(空)を連続して付けたら相場転換のサインになるという考え方です。
言い方を変えると、3回連続でギャップアップしたら三空となり売りサインとなります。
上昇時の三空は「三空踏み上げ」といいます。
逆に、3回連続でギャップダウンした場合も三空となり、こちらは買いサインとなります。
下落時の三空は「三空叩き込み」といいます。
しかし、極端に強いトレンドの場合「四空・五空・六空」も平気で出てしまうのが現実の株式市場です。
三空踏み上げで一旦利益確定をするのであれば良いですが、
三空叩き込みを買いサインだと信じ切って逆張りをすると、
下げがとまらず底なし沼にはまってしまい、大ダメージを被ることもあります。
三空叩き込みで下げ止まらなければすぐに損切りをする心得は持っておくことをおすすめします。
◉三兵(さんぺい)
三兵(さんぺい)は、陽線または陰線が3連続する形のことです。
陽線が3連続することを「赤三兵」と言い、陰線が3連続することを
「黒三兵」または3羽のカラスに見えることから「三羽烏」と呼びます。
いずれも、力強い動きを表すローソク足の動きで相場の転換点を示す事が多いです。
赤三兵(陽線の連続)
・底値圏で発生すると上昇転換の兆し(下落トレンドの終了)
・高値圏で出ると極めて強い上昇(ただし三空には注意)
黒三兵(陰線の連続)
・高値圏で発生すると下落転換の兆し(上昇トレンドの終了)
・底値圏で出ると極めて強い下落
◉三法(さんぽう)
三法(さんぽう)は「押し目」からの復帰を売買シグナルとする酒田五法の一つです。
ローソク足チャートでは、三兵のように連続陽線で上昇していくこともありますが、
大抵は上がっては一時的な押し目を作り、もう一度上がって高値を更新しては押し目を作るという波を描きます。
まとめ
酒田五法は、チャート分析の基礎となるローソク足の見方のひとつに過ぎません。
難しいテクニカル分析を学ぶことも大切だと思いますが、
ローソク足は奥が深くシンプルだからこそ普遍的で応用も効きます。
酒田五法は株式投資だけでなく、FXやその他の取引でも使えます。
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