今回は、1月30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げ慎重姿勢に!?ドル円の影響は!?
情報についてまとめてみました。
1月30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)!!
前回の12月のFOMC利上げ決定後はドル円は非常に荒れていましたよね。
通称パウエルショックですね。

今回の1月30日行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)ではどうなったのかを
ご紹介したいと思います。
米連邦公開市場委員会(FOMC)イベントまとめ
ついにFOMCが行われましたね。
以下は本文の引用文です。
【ワシントン=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)は
30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策の現状維持を決め、追加利上げを見送った。
声明文には「政策金利の調整を様子見する」と盛り込み、
2019年中に2回を見込んでいた追加利上げを棚上げする考えを示した。
世界的な株安などを受けて、
17年秋から続く保有資産の縮小も「修正する用意がある」と明言した。
30日の会合では、短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を、
年2.25~2.50%のまま据え置くと投票メンバー10人の全員一致で決めた。
FRBは18年12月の前回会合で年4回目の利上げを決断した。
19年中にも2回の追加利上げに踏み切る政策シナリオを公表したが、
世界的な株安の一因となり、
パウエル議長らは年明け以降の講演で利上げを棚上げする考えを示していた。
そのため、今回のFOMC後の声明文でも
「委員会は先行きの政策金利の調整を様子見する(be patient)だろう」と明記した。
これまで盛り込んでいた「若干の段階的な追加利上げが正当化される」との文言も完全に削除。
会合後の先物市場では年内の利上げを織り込む割合が7%まで急低下し、
15年から続いた利上げ局面の終結を見込む声も強まっている。
金融市場はFRBの保有資産の縮小策にも注視していた。
FRBは金融危機後の量的緩和で米国債や住宅ローン担保証券(MBS)を大量に買い入れたが、
17年秋から保有量を減らす「量的引き締め」に転じている。
金融市場には利上げとともに二重の圧力となって、投資家の不安材料となっていた。
そのためFRBは資産縮小に関連した声明文も別枠で公表して
「経済活動や市場動向に応じて、バランスシートの正常化の詳細を修正する用意がある」
と表明した。パウエル議長は記者会見で「当初予測よりも早期に資産縮小を停止する」と明言。
同議長は前回12月の記者会見では「資産縮小は順調で見直す予定はない」と述べていたが、
大幅に方針を改めた。
FRBが利上げ路線の棚上げや資産縮小の早期終了に傾いたのは、
中国経済の減速など世界景気の先行きに陰りがあるためだ。
パウエル議長は「米経済は良好だが、海外景気や金融市場には相反する動きがある」と指摘。
米経済も物価上昇率が目標の2%を下回っており「利上げの可能性は弱まった」と明言した。
→https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4070016031012019000000/?n_cid=SNSTW001
今回の声明では『緩やかな利上げ』の文言を削除し、
バランスシートの縮小や金融引き締め政策についても修正する用意があると言っております。
今回のFOMCではbe patientという忍耐や辛抱という発言が増えています。
これは利上げに慎重のサインになりますね。
このワードが使われなくなれば利上げのサインなのかなと思っています。
今後のドル円の展開
現在のドル円ですが米国の利上げ後退により、ドル安円高で109円割れになっています。
今後のドル円の展開ですが、ドル安米株高になりやすいと相場かなと思っています。
チャートを見ると107.500ラインでダブルボトムが発生して反発する可能性はありますね。
前回のFOMCでの政策決定を改めて消化する形になるのでドル売りが続きそうです。
しかしドル以外のクロス円でみれば、優勢なのは円売りですね。
まとめ
2月1日にも米雇用統計などがあるのでまだ注意が必要になりますね。
ドル円は正直2月1日まで様子見ですね。
そこから戦略をまた立て直していけば良いかなと思っています。