今回は、今後世界で普及する可能性のある新たな経済「評価経済」についてまとめてみました。
評価経済とは
評価経済とは、「評価」を仲介して、モノ、サービス、お金、が交換される社会のことです。
貨幣と商品を交換する社会から、評価と影響を交換する社会になっていくという経済社会です。
今の社会では貨幣の優先順位が一番ですが、
その優先順位が次第に落ちて、評価を優先する時代となります。
この社会を生み出す要因にはやはりインターネットの力が大きいです。
たとえば、昔ならば安いというのがモノを選ぶ際の大きな基準だったが、今ではレストランを探す場合、
まず食べログやぐるなびで評価の高い店を探してからその値段が自分に見合ったものか判断して店を選んでいます。
アマゾンでもレビューや星の高いもを選ぶようになっています。
このようにモノの「評価」が判断基準の中心となる時代はすぐそばまで迫っており、
それは人個人においても自分の「評価」を武器に、周りの者を集めて力を発揮する時代が来ます。
評価経済は新しい格差、新しい富裕層を生み出す
今後の社会は、
「何がどれだけ自分に影響を与えるのか」
が一番大事になります。
評価経済社会では、各々が自分の気持ちを評価することで相手に価値を与えることになります。
それが、可能になりつつあるのは、先ほども書きましたが、
インターネットのインフラが整い、そしてSNSが普及したらです。
かつては、影響を与えて評価を得ることができるのは、マスメディアの特有の特権でしたが、
今やそして未来は、個人の間で、影響のやりとりができるようになります。
ネットが発達することで、人の評価が可視化することが可能になるということです。
つまり、今後
評価>金
という方程式が成り立つようになれば評価経済社会に切り替わる可能性があります。
そうなれば、自分が他人から貰う評価がお金よりも重要視される時代が今後訪れます。
つまり、今後富を築く人はどれだけ他人に評価されることができるかがカギになってくるわけです。
紙幣経済と評価経済の違い
本質的に貨幣経済と評価経済は大きな変化はありません。
評価経済は、昔からある競争社会のバリエーションのひとつです。
今の貨幣経済では、一部が金持ちで残りの全員がタダ働きみたいな悲惨な状況になっているのに対して、
評価経済になることで、真面目に働いていい人であれば評価が集めやすく助けてもらいやすいです。
つまり、今までの紙幣経済よりもマシになります。
評価経済のリスク
評価経済が今後普及していけば、他人から好かれる人が生き残るような社会になっていきます。
例えば、クラスで人気な人だったり、コミュ力の高い人だったり、芸能人やユーチューバーだったりと
かつての、聖職者や実業家や投資家などといった人たちの立場に取って代わる可能性があります。
一人ひとりが、所属するコミュニティと経済を選ぶ時代になる
今後、各々が所属するコミュニティを選ぶ時代になります。
先ほども言いましたが、どれだけ評価されるかというのが、お金よりも大切になるので、
「どこのコミュニティに入るか」
の決め手になります。
メディアに出れば出るほど、評価の前段階の注目が上がりますし。
注目が上がっているときにいいことをしておかないと評価につながらない。
で、ある程度評価がたまることで、個人が株式上場しているみたいな状態になってそれだけで食っていける。
そのためには注目と評価が必要です。
まとめ
非常に面白い内容なので、今後こうした社会の構造が成り立つ日も近いかなと思っています。
私自身の主観での感想で言えば、こうしたブログで情報を発信していることで、ある一定の評価を受けます。
これも評価経済の一環で、今の時代は誰しもがSNSやブログなどで自分の意見や価値観などを発信することは可能です。
お金以上にどれだけ評価受けるかそれが今後富を築くために大切なマインドだと思います。