キャッチコピーは記事を見る上で非常に大切なポイントとなっています。
そこで、確実に「効く」キャッチコピーを作るための秘訣お伝えします。
今すぐにあなたの商品を必要としている人をターゲットにする
キャッチコピーを作る際に、まず一番大切なことはターゲット選定です。
そして、ターゲット選定をシンプルに表すなら、 「今すぐにあなたの商品を必要としている人=今すぐ客」を明確にすることだ。
ターゲット = 「今すぐにあなたの商品を必要としている人」
例えば、TOEICで高得点を取るためのコツが詰まった教材を販売する場合、
以下の2種類のターゲットのうち、どちらの方が、その商品に関して強い必要度を感じるだろうか?
- 半年後の受験を考えいて勉強法を模索中の人
- 来週に受験日が迫っており、勉強の質も量も足りず焦っている人
答えは言うまでもなく後者だ。なぜなら後者の人の頭の中はこうなっているからだ。
「デッドラインは間近に迫っている・・・。色々解決策を探してみたけど、もう無理かもしれない・・・。どうか誰でもいいから現状を打破する方法を教えてくれ!そのためだったら何だってするよ!」
そんな時に、「このTOEICの教材を使えば、今からでも目標点数を取ることができますよ。」と言われたら、
誰だって飛びつく。
つまり、キャッチコピーを書く時に一番大切なのは、「今すぐに、あなたの商品を必要としている人」をターゲットとして書くことだ。
例えば、次の2つのキャッチコピーを見比べてみて欲しい。
- TOEIC攻略のための基礎が身につく人気教材
- TOEICで高得点を取る秘訣が分かる人気教材
前者はターゲットを深く絞っていない普通のキャッチコピーで、後者は今すぐにスコアを上げる方法を知りたい「今すぐ客」にターゲットを絞ったキャッチコピーだ。
例えば、あなたが近々、試験を控えているとしたら、どちらの方により強い興味を惹かれるだろうか?
経験則だが、7〜8割の方は後者を選ぶ。
あまり大きな差はないように思えるかもしれないが、ターゲットを「今すぐ客」に限定するだけで、実際は大きな違いが生まれる。
これは、あなたがどのような商品やサービスを販売しているとしても変わらない。
大切なことなので繰り返しお伝えする。キャッチコピーを書く際は、「今すぐにあなたの商品を必要としている人」の顔を思い浮かべながら書こう。そして、その「今すぐ客」にどんぴしゃりのベネフィットを伝えよう。
そうすることによって、平凡なキャッチコピーが、表面上は非常に小さな違いにも関わらず、驚くほど多くの反響を得られるキャッチコピーに変わる。
数字で具体性を追加する
ここまでで、ターゲットを「今すぐ商品を必要としている人」に絞り込めただろう。
次に必要なのは、キャッチコピーに具体性を追加することだ。
具体性とは、あなたの商品やサービスを手に入れたら具体的にどうなるのかを伝えることだ。
具体性 = あなたの商品やサービスを手に入れたらどうなるのか?
先ほどの『試験までに時間がない方のためのTOEIC教材』を例にとって考えてみよう。
これだけでも優秀な部類に入るキャッチコピーだが、
まだ、この商品を手に入れたらどうなるのかが読み手にとって明確ではない。つまり具体性がない。
それならどうすればいいのか?次のようにキャッチコピーに数字を入れることによって、以下の2つの具体性を付与すれば良い。
- 結果に対する具体性
- やるべき事に対する具体性
まず、数字によって、上記のキャッチコピーに結果に対する具体性を追加したのが以下のものだ。
受講者の79%が、たった7日でスコア100点アップ!
TOEICで高得点を取る秘訣が分かる教材
このように、キャッチコピーに「結果を示す数字」を入れるだけで、
読み手は「商品を手に入れた後の未来」を簡単に想像できるようになる。
また、以下は、さらに、「結果」を得るために「やるべき事」に対する具体性を追加したものだ。
受講者の79%が、たった7日でスコア100点アップ!
TOEICで高得点を取る人が抑えている5つの出題パターン
こうすることで、「スコアを100点アップするためには、5つの出題パターンを抑えればいい。
そして、この教材の中に、その答えが書かれているんだ。」ということが伝わる。
つまり、読み手はキャッチコピーを見ただけで、「目標とする結果(100点アップ)」を「達成するためにやるべきこと(5つの出題パターンを抑えること)」が分かる。
このようにキャッチコピーの中に、「結果に対する具体性」と「やるべき事に対する具体性」の2つを入れるようにしよう。方法は簡単だ。以下の2つのテンプレートにそって、あなたのキャッチコピーを改善してみよう。
具体性を追加するための2つのテンプレート
結果に対する具体性を入れるには、商品やサービスの実績を以下のように言い換えれば良い。
結果に対する具体性を追加するためのテンプレート
- ○○日で○○した(3日で不眠症がなくなりぐっすり眠れるようになった)
- ○○人が○○した(1万人がフルマラソンで3時間切りを達成した)
- ○○人が○○日で○○した(受講者の83%が7日で体脂肪率が2%減った)
また行動に対する具体性を入れるには、商品やサービスの内容を以下のように言い換えれば良い。
やるべき事に対する具体性を追加するためのテンプレート
- 〜の○○のルール(TOEICを最短で攻略する7つのルール)
- 〜の○○のパターン(ハイトーンの歌声を出す3つのパターン)
- 方法、秘訣、問題点、法則、秘密 etc
簡便性を追加する
①ターゲットを絞った②具体性のあるキャッチコピーが出来上がっているはずだ。既に十分に魅力的なものになっているはずだが、さらに素晴らしいキャッチコピーに変えるための秘訣がもう一つある。
その秘訣とはキャッチコピーに「簡便性」を追加することだ。「簡便性」とは、簡単に言うと、自分でも出来そうだと思ってもらえるような文言だ。
簡便性 = 自分でも出来そうだと思ってもらうための文言
詳しくお話する。例えば、『たったの7日でTOEICのスコアを100点アップ』という文言を見ると、多くの人は、「一日何時間勉強したの?もしかしたら1週間缶詰状態??」と、無意識に、その結果を得るために払った対価に思考の焦点がいきつく。
そして、「結局、自分には無理なんじゃないか・・・」と不安が先立ち、やる気をなくしてしまう。当然、読み手がそういう反応をしてしまえば、後からどれだけ頑張って伝えても、もう商品は二度と売れない。
こうした状況を防ぐためには、以下のように簡便性を伝える文言をキャッチコピーの中に追加すれば良い。
受講者の79%が、1日1時間の勉強を7日続けただけでスコア100点アップ!
TOEICで高得点を取る人が抑えている5つの出題パターン
いかがだろうか?こうすることによって、スコア100点アップするためやったことは、試験までの7日間、1日1時間勉強しただけということが伝わる。そして、「それなら自分にも出来そうだ」と思ってもらえるだろう。
つまり、簡便性を追加するということは、前述した①具体的な結果(TOEICのスコア100点アップ)を②達成するためにやるべき事(5つの出題パターンを抑える)を、「どのように実践するのか?(1時間勉強する)」を伝えるということだ。
商品やサービスによっては、実践者に大きな努力を必要とするものもある。
例えば、3ヶ月で筋肉質な体に生まれ変わるためのジムトレーニングや、どこでも結果を出せる営業マンになるための営業トレーニングなど、、、。
そのような場合は、「途中で挫折してしまうかもしれない」という不安を解消する文言を入れて上げよう。例えば、次のようにストレートに、「途中で挫折しないように何度でもフォローします」ということを伝えよう。
出来るようになるまで無制限フォロー
受講者の83%が1年以内に年収アップした営業トレーニング
凡人営業マンでもトップ営業マンになるためのセールスの極意
つまり、キャッチコピーに「自分でもできそうだ」と思ってもらえるような簡便性を追加するには以下の2パターンがある。そして、それぞれのパターン毎に伝えるべき「簡便性」は異なる。
- 実践が簡単な商品/サービス:商品やサービスを手に入れた後に、実際にやるべきことは簡単だということが伝わる文言を追加する
- 実践に努力が必要な商品/サービス:商品やサービスを手に入れた後に、「途中で挫折してしまうかもしれない」という不安を軽減するために、アフターフォローがしっかりしていることが伝わる文言を追加する