今回は、サイト閲覧者のCPUのパワー借りて仮想通貨をマイニングする「coinlab」をイケダハヤト氏が試みるもユーザーは賛否両論!?情報についてまとめてみました。
coinlabとは?
Coinlabとは、読者のCPUパワーを勝手に借りて仮想通貨(Monero)をマイニングするサービスです。
海外では、Coinhiveというサービスが存在しますが、その国内版がCoinlabということです。
基本的には、サイトを登録して特定のコードを埋め込むだけでユーザーが閲覧している間にマイニングが発生する仕組みです。
と言っても、このマイニングでは、利益はほとんど出ず、イケダハヤトさんのブログのPV規模でも
1日あたり50〜60円だそうです。
Coinhiveに関しては下記の記事を参照してください。

仮想通貨の有名ブロガーのイケダハヤト氏がCoinlabを導入でSNSでは賛否両論!?
仮想通貨の有名なブロガーのイケダハヤトさんが、Coinlabを導入したことで、今SNSで話題になっており賛否両論で意見が割れています。
〜否定派〜
仮想通貨ステマブロガーことイケダハヤトのサイトを見に行ったらマイニングの不正プログラムを埋め込んでござりますわよ。
人さまのPCと家の電気消耗させてマイニングするなんて外道すぎるわね。明らかな不正行為過ぎて通報案件よね。https://t.co/WH34x3yjDH pic.twitter.com/fGgQ2DZIY0— 肉級 (@mecchanikuniku) October 31, 2017
これ、すげえ悪質だな
イケダハヤトのブログに行くと、仮想通貨のマイニングを求めてくるのかよ。
よく知らずに、はいにしたら電気代とPCのリソースを取られるって、詐欺まがいだし、かつてのブラクラより悪質 https://t.co/6C5eJ5hwNX— よこちん (@yoko_gaogao) October 31, 2017
イケダハヤトが盛大に燃えてるようですね
マイニング用のスクリプト仕込むとか、悪質すぎですそのうちブログにタチの悪いウィルス混入したりして……
ブログを見たらボットネットに組み込まれて犯罪者の仲間入り!!とかになったら怖いですね〜— 麻呂 (@stray_zero) November 1, 2017
イケダハヤトがお嫌いなのは結構だけど、オプトイン形式で「記事の対価として閲覧中にマイニングしてくれ」って言うスクリプト(coinlab)を「不正行為で通報」ねぇ。
— hiroharu.minami (@hiroharu_minami) October 31, 2017
〜賛成派〜

個人的な意見
あくまで、個人的な意見ですが、インターネット上の無料で提供されるサービスは直接お金を払うことなくサービスを受けられます。
それは、別の入り口から間接的に利益を出しているからこそサービスが無料で利用できるわけです。
グーグルなどの検索エンジンでも、無料で利用が可能な分、閲覧履歴などのデータを他の企業に売買なども行われたりして利益を出しています。
と言っても、最近はネットのものはなんでも無料で利用できると勘違いしてYoutubeとかでも中高生の方はコメント欄に
「動画に広告を入れるな」
と書いてあったりと、無料が当たり前で、なおかつ利益をどう得ているのかも知らない人が多くいるのが現状です。
それは、今回のマイニングの話もそうですが、もしサービス提供者に対して無料で価値やコンテンツは提供するけど利益を得るなと言われれば、
・すべてのブログが有料
・Youtubeも一つの動画に対して有料
・検索エンジンも1回検索で有料
と、今まで無料で行えたサービスをすべて有料化させる必要が出てきます。
結局困るのは、利用している人たちなんです。
これは、作り手側と受け取り側の相互の理解が必要だと私は思います。
例えば、勝手にこのようなマイニングが行われば、怒る人も中には出てくるのは当然です。
逆に作り手側の立場で考えれば、良い記事を書いている人には報酬が入るのが当たり前で、良い動画を作っている人には広告を入れることも当たり前で、
私は、作り手側の目線に立てば彼の行為は何も間違ってはないと思います。
ただ、それが
広告(アフィリエイト)なのか、CPUのマイニングなのか、データなのかの違いなだけです。
CPUマイニングは、今後アフィリエイトなどの新しい形態に変わる可能性もある
今回の、CoinlabやCoinhiveなどは、アフィリエイトなどの広告モデルに依存しないマネタイズ方法であり、
今後、アフィリエイトの形を変える可能性はありますが、まだ世間的には受け入れが難しいので、
もう少し理解がされればこうしたマネタイズもありかなと個人的には思います。
スマホに感染させて仮想通貨をマイニングさせるウイルスも出ている
スマホに感染させて仮想通貨をマイニングさせるウイルスも出ているようです。
→https://internetcom.jp/amp/203668/crypt-coin-malware-for-android
Google Chromeの開発社、Webブラウザ上での勝手なマイニングを防ぐ手法を提案している!!
サイトの運営者がサイト上に仮想通貨を採掘させるJavaScriptコードを仕込み、閲覧者のWebブラウザ上で実行させて収益を受け取るという手法が最近話題になっている。
すでにこの手法を提供する「Coinhive」というサービスが登場しているが、こ
うした手法についてはWebブラウザの開発者の間でも議論が行われているという。
Google Chromeのエンジニアらは、このような同意無しのマイニング実行を防ぐ機能の追加を検討しているそうだ。
仕組みとしては、一定時間CPU使用率を上げるJSコードがあった場合にブロックするようなものが考えられているという。
ChromeエンジニアのOjan Vafai氏はバグレポートで具体的な提案を行っている。
それによれば「YY秒を超えてXX%以上のCPUを使用しているサイトでは、
ページを「バッテリセーバーモード」にし、積極的にタスクを抑制する。
ユーザーに対してはバッテリセーバーモード」をオプトアウトできる通知をポップアップ表示させる」というものだという。
なお、この議論は現在進行中であり、Vafai氏の提案は正式に承認されてするわけではないとしている。
まとめ
ユーザー目線から見ると、
「勝手に自分のPCのCPUを使われた」
という自分のものを勝手に奪われたという認識や印象が強いのかなと思います。
その意見ももちろん私は同感します。
アフィリエイターやブロガー目線で言えば、
「広告モデルに依存しない新しいマネタイズ方法」
であると思います。
これは、作り手側と受け取り側の印象の違いかなと思います。
どちらの立場でも相互的な理解があれば、一つのモデルにはなりそうですが、だ全体としては受け入れは難しいのかなというイメージです。