今回は、Coincheck(コインチェック)の3月8日の記者会見の内容についてまとめてみました。
Coincheck(コインチェック)の金融庁の業務改善命令について
Coincheck(コインチェック)の金融庁の業務改善命令について公式アナウンスがされました。
以下は本文の引用文です。
コインチェック株式会社は、このほど発生した不正アクセスによる仮想通貨NEMの不正送金に関連し、
本日、金融庁から資金決済に関する法律第63条の16に基づく業務改善命令を受けました。
当社では、今回の措置を厳粛かつ真摯に受け止め、深く反省するとともに、顧客保護の観点から、
適正かつ確実な業務運営を確保するため、内部管理態勢及び経営管理態勢等を抜本的に見直し、
顧客保護を徹底した経営戦略の見直し等を進めていく所存です。
改めまして、お客様をはじめとする関係者の皆様に、多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
また、今後、策定する改善策を着実に実施することにより、お客様の信頼回復に向け、最善の努力をしてまいります。
Coincheck(コインチェック)の3月8日の記者会見の内容についてのまとめ
・Coincheck(コインチェック)の社員のPCがマルウェアに感染して、nemのサーバーに侵入された
・対策として外部の金融セキュリティ5社と協力、PC・ネットワーク・サーバーのログ調査を実施。
・調査の結果、従業員端末にマルウェアを感染、外部ネットワークからNEMサーバーにアクセス、秘密鍵を使って不正送金。
・NEM(ネム)以外の法定通貨や仮想通貨は流出なし。
・対策として、ネットワークの再構築を実施。外部ネットワークからのアクセス対策、セキュリティ強化。サイバー攻撃を監視する体制確立。サーバーを新環境でこの1か月構築。端末は新しい端末を用意。
・外部に委託し、ネットワークを監視。仮想通貨のセキュリティ強化に対して、コールドウォレットで入出金を行えるよう準備。再開の目処がたったものからサービス開始。
・システム管理体制、金融機関出身のシステムセキュリティ責任者を新設。セキュリティの教育と新しいアプリケーション導入の際はリスク評価を実施。
・キュリティ委員会の設置、セキュリティの優先度を設定し内部管理体制を強化。
・その他の仮想通貨についてもホームページにてサービス再開時期を告知。金融庁認可を目指してサービスを継続していく
マルウェアとは
マルウェア(Malware)とは、不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称です。
Coincheck(コインチェック)の場合は、メールに添付されているファイルを開くことで、ウイルスなどに感染してしまったようです。
Coincheck(コインチェック)の3月8日の記者会見の質疑応答
・NEM(ネム)の補填は日本円にウォレットに反映される
・その他の通貨(NEM以外)も来週に再開
・和田社長が辞任する可能性もある(検討する)
・サービスは継続はできると断言
・3ヶ月足らずで500億近い現金を用意できる日本有数の超優良企業があるらしい
・金融庁などで交換事業者として登録についての要件は出ているため、それを満たすための努力をしている段階
Coincheck(コインチェック)ってどれだけ利益出しているか?
Coincheck(コインチェック)はお金かなり持っている可能性が今回の記者会見でわかりました。
口座数:170万(3月8日時点)
10月:1兆282億
11月:2兆5千28
12月:3.8兆円
取引高:取引所(8割)と販売所(2割)の合計。売買が揃って1セット。
上記の2割の数パーセントがスプレッド収益なので、かなりの利益を出していることがわかります。
Coincheck(コインチェック)の3月8日の記者会見に対してSNSの反響は?
コインチェック救済先決まったのか。
— 猫組長 (@nekokumicho) March 8, 2018
思ったより補償返金早い!
コインチェックXEMホルダー本当におめでとう!!— xミヤッパ@XRP100% (@miyapparappa) March 8, 2018
コインチェックは来週中にNEMの保証と送金決済の再開日を明示するのか!ひとまず安心だね
— Rui Yoshida (@ruyvell) March 8, 2018
まとめ
Coincheck(コインチェック)の対応が思った以上に早くて驚きました!!
Coincheck(コインチェック)で不安視していた人はこれで少し安心できますね!!