今回は、世界初ライトコインとビットコイン間でのクロスチェーンアトミックスワップについてまとめてみました。
アトミックスワップとは
アトミックスワップとは、相手を信用する前提をおかずに、お互いの仮想通貨を交換することができるという手順です。
ある秘密の数字のハッシュ値を埋め込んだトランザクションを利用することで実現可能にすることができます。
例えば、ライトさんのLTCとビットさんのBTCを交換する場合に、
取引するには、どちらかがまず仮想通貨を相手に送ることが必要になります。
仮想通貨が相手に届いたことが確認されれば、相手は仮想通貨を送り返します。
これで取引が完了しますが、この手順には大きな問題があります。
それは、
「相手が仮想通貨を送り返さずにそのまま飛ぶ可能性がある」
ということです。
つまり、これは相手が信用できる人物であることが絶対条件で、
それを信じた上で先にどちらかが仮想通貨を送らないければいけません。
アトミックスワップでは、この問題を暗号的手法で解決することが可能になります。
相手を信用するしないを関係なく仮想通貨を贈り合うことができます。
相手が匿名だったとしても見ず知らずの人でも素性を知ることなく安全に
仮想通貨を交換が可能になります。
アトミックスワップのメリット
では、アトミックスワップの3つのメリットについてご紹介します。
アトミックスワップのメリット1:相対取引
アトミックスワップは、中央取引所を通さずに安全に仮想通貨の交換ができるようになります。
速度は中央的な取引所には劣りますが、中国の事例のように閉鎖のリスクや
取引所のGOXのリスクや資産の差押えリストなどを考えれば
多額の仮想通貨の交換はアトミックスワップに夜相対取引が利用される可能性が高いです。
アトミックスワップのメリット2:分散型取引所
アトミックスワップは、速度が遅いです。
一つの取引が完了するまでに何ブロックも経過する必要があるのでリアルタイムの売買では
中央集権取引所には勝てません。
しかし、ライトニングネットワークのオフチェーンと組み合わせすることによって
かなりの部分の問題を解決する可能性があります。
利用者は、ライトニングのチャネルをハブに針、その利用者同士で高速な
アトミックスワップを行える。
この方式がうまくいけば、高速な分散取引所が実現可能になります。
また、それ自体が高速なペイメントハブで構成することができます。
スワップをかませることによって異なる仮想通貨を自動的に変換して支払うことができる
両替機能を含んだ、ペイメントサービスを構築することができます。
アトミックスワップのメリット3:クロスチェーンでの仮想通貨の相互運用
ビットコインは手数料が高く遅いが、安全性は他に比べると高いです。
通常は、ビットコインに資産を置いておくが、必要な時に小銭を
高速なライトコインで支払い等を行い、残った部分をビットコインに戻すといった使い方は
誰しもが望む方法だと思います。
アトミックスワップは、ビットコインからライトコインにスワップしてライトコインで支払いを
行った後に最後はビットコインに戻すという使い方が可能になります。
つまり、利用用途に応じて好きあチェーンに乗り換えて利用することが可能になります。
まとめ
もしこれが、どんどん普及すれば、間違いなく今以上に便利になります。
このアトミックスワップはかなり期待の持てる技術になります。