今回は、今話題の「BitcoinGold(ビットコインゴールド)」が抱える問題点についてまとめてみました。
BitcoinGold(ビットコインゴールド)とは?
BitcoinGold(ビットコインゴールド)に関しては、下記の記事を参照してください。

BitcoinGold(ビットコインゴールド)が抱える問題点:プレマイン(開発者側が既に大量のBTGを保有している)
仮想通貨のプレマイニング(プレマイン/premining)とは不特定多数の参加者にその仮想通貨のマイニングが公開される前に、
開発者自身やその他の指定した主体が新規発行仮想通貨を受け取る(受け取り予約含む)事ができる仕組みを言います。
マイニングが始まる前にマイニングを行う事でその仮想通貨の発行数の一部を自由に提供する事ができるようになります。
ちなみに公式によると、BitcoinGold(ビットコインゴールド)を20万通貨分マイニング問題(プレマイン)しているそうです。
BitcoinGold(ビットコインゴールド)を発行する前に運営が先に非公開でマイニングして20万BTGを採掘してから開放するという手法が問題視されました。
運営はもともとICOを計画しており中止しました。
その代わりプレマインで20万通貨分を確保しビットコインゴールドを普及させることで利益を狙っているようです。
その手法について「公平じゃない!」と指摘が上がったというわけです。
BitcoinGold(ビットコインゴールド)が抱える問題点:リプレイアタック(プロテクションが実装されていない)
リプレイアタックとはネットワークへの不正侵入の手口のひとつで、盗んだパスワードや暗号鍵などを記録し、そのまま再利用することでそのユーザーになりすます方法です。
パスワードが暗号化されている場合でも、暗号化された後のデータを記録して使うため、正規の利用者からのログインとして認証されます。
ビットコインハードウェアウォレットで有名なTREZORが
BitcoinGold(ビットコインゴールド)はまだリプレイプロテクション(リプレイ対策)がまだ実装されていない」とツイートしていました。
ビットフライヤーの声明でも
「BitcoinGold(ビットコインゴールド)はまだリプレイ対策されていない」と書いていましたが、本当のようです。
BitcoinGold(ビットコインゴールド)が抱える問題点:コンセンサスアルゴリズムがテストされてない(Equihashへの移行が完了していない)
BitcoinGold(ビットコインゴールド)はプルーフ・オブ・ワーク(PoW – Proof of Work)というコンセンサスアルゴリズムを用いる際に
Equihash(PDF)と呼ばれるアルゴリズムデバイスの使用を計画している。
しかし、まだEquihashへの移行が完了していない。
現在のところ残っているのはアルゴリズムのテストだが、ハードフォークスケジュールは25日であることからテストに十分な日数が与えられていない。
そのため、ハードフォークまでに間に合わせようと無理やり実装を行った場合には何らかの不具合が発生する可能性があると想定され、
十分にテストされないことでネットワークに何らかの不具合が発生するのは非常に危険である。
まとめ
いろいろと騒がしい、BitcoinGold(ビットコインゴールド)ですが、現状賛否両論ですね。
とりあえず残すところ2日なので冷静に見届けようと思います。