今回は、10月25日にBitcoin(ビットコイン)から分岐し誕生する仮想通貨BitcoinGold(ビットコインゴールド)についてまとめてみました。
Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)とは
Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)とはPoWアルゴリズムは現行のSHA256ではなく、Zcashで使われている、
Equihashを採用しています。ASIC耐性がありCPUでのマイニングができるようになります。
ASICマイナーによる寡占化を阻止して、CPUマシンでのマイニングを目指しているそうです。
ちなみに、Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)は10月25日に誕生すると予定されています。
Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)の提案者は、香港LightningASICという会社のジャック・リャオさんです。
H4X3という匿名集団がBitcoin Gold(ビットコインゴールド)をつくると言われています。
このBitcoin Gold(ビットコインゴールド)は7月に発表されたプロジェクトです。
もともとICOで資金を募る予定だったそうですが、ハードフォークした方が資金が集まるからという理由でやりませんでした。
Bitcoin(ビットコイン)が分裂して4つになる!?
Bitcoin(ビットコイン)が分裂して4つになるという情報は下記の記事を参照してください。

Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)の特徴
ビットコイン(BTC)の存在を裏付ける最大のものがマイニングです。
マイニングが無いとビットコインは通貨としての信用を得る事が出来ません。
これまでビットコイン(BTC)はASICという専用のマイニング機器を使わないとマイニングが出来ませんでした。
それでもビットコインが生まれた当初は自宅のパソコンで行う事も出来ましたが、
現在は巨大な資金と資本を使ったマイニングプールを持ってないとビットコインのマイニングをする事は出来ません。
そしてこのマイニング方法は様々な問題を抱えています。
一つは中国への寡占。
マイニングの多くが中国系企業により行われている為、ビットコインの方向性を中国が決めてしまう恐れが有る事が挙げられます。
またASICマイニングは多大な電力を消費します。
資源問題を考えるとASICマイニングはとても環境に優しくないと言う事が出来ます。
Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)ではこのマイニングをGPUマイニングで行う事が出来ます。
GPUマイニングは様々なアルトコインで採用されている方法です。
GPUという一般的なPCに使われている部品を使ってマイニングが出来る為、現在のビットコインよりも多くの人がマイニングする事が出来る手法になります。
これにより、現在のマイニングの寡占化を防ぐ事が出来る可能性があります。
また電気代に関してもASICマイニング程掛からない為、環境面で優れているという事が出来ると思います。
そしてBitcoin Gold(ビットコインゴールド)では「UAHF」と呼ばれるものを採用しています。
この「UAHF」によりマイナーはブロックサイズを自由に選択する事が出来ます。
元々ビットコインがビットコインキャッシュと分裂したのは、ブロックサイズに問題があった為です。
BTCに最初に設計されたブロックサイズでは、現在の取引量を捌く事が出来ず「安く・早く送金が可能である」というビットコインの最大の特徴を活かす事が出来なくなっていました。
この問題に端を発して、ビットコインキャッシュが分裂をしたのです。
分裂後もビットコイン(BTC)ではこの問題は解決されておらず、何らかの方法によりここを乗り越えない限りは、今後ビットコインをより多くの人に使ってもらう事は出来ません。
ビットコインはこの問題を解決する方法の1つとして今回分裂する事になるのです。
Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)がもらえる海外取引所
Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)をもらうためには、
・ハードフォクが行われる瞬間に
・Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)の取り扱い(配布)を発表している取引所、もしくはハードウォレットで
・Bitcoin(ビットコイン)を保有していること
の以上が条件を満たす必要があります。
現在公式アナウンスで、対応している取引所・ウォレット企業の一覧です。
ビットコインゴールド対応をアナウンスしている取引所
・HitBTC
・BitStar
・Beatcoin
・Yobit
ビットコインゴールド対応をアナウンスしているウォレット
・Guarda
Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)は国内取引所でももらえる!?
Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)は国内取引所でも配布される可能性があります。
取引所のひとつCoincheckは10月25日に再び分裂が起こる可能性を示唆しています。
分裂に伴うCoincheckのサービス一時停止などは予定していないと述べ、
さらに安全性と安定性の確認したあとで、Coincheckでビットコインを管理している人にBitcoin Gold(ビットコインゴールド)を付与する予定。
付与する量がどの程度になるかは人によって異なるといった感じです。
詳しくは下記のリンクをお読みください。
→https://coincheck.com/blog/4512
結局この前分裂したビットコインキャッシュはbitFlyerでもCoinCheckでもZaifでも貰えましたからね。
今度もおそらくそうなるのではないかと予想されています。
ZaifはBitcoin Gold(ビットコインゴールド)の付与も取引も行わないと発表
zaifはBitcoin Gold(ビットコインゴールド)下記の可能性があるため、現時点では付与・入出金・取引は行わないと判断いたしました。
・リプレイ攻撃に対する保護、対策が不十分である可能性がある
・マイナーが十分に集まらずにブロックが継続的かつ安定的に生成されない可能性がある
・何らかの脆弱性があり、お客様資産の保全が確実ではない可能性がある
→https://corp.zaif.jp/info/7025/
bitflyerのBitcoin Gold(ビットコインゴールド)の対応
・当社は、BTG 分岐前にお客様が bitFlyer アカウントで保有されていたビットコイン現物の数量と同量の BTG をお客様に付与します。 BTG 分岐が恒久的であり、お客様の資産保護等の観点においても問題が無いと当社が判断した場合、お客様はビットコイン、及び BTG 両方の資産を持つことになります。
・BTG の付与に伴い、BTG の売買サービス、お預入・ご送付サービスの提供を開始する予定です。
・BTG 分岐前後においてサービスの停止は予定しておりません。全てのサービスが通常通りご利用いただけます。
Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)誕生でBitcoin(ビットコイン)の高騰が起きるかもしれない!?
市場の流れとしてBitcoin Gold(ビットコインゴールド)配布前後で、一時的にBitcoin(ビットコイン)が高騰する可能性があります。
その理由としては、配布のために一時的にBitcoin(ビットコイン)の買いが集中することと、
Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)誕生後に、
「Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)を売って、Bitcoin(ビットコイン)を買い戻す」
動きが活発になる可能性があるからです。
この流れをしっかりと理解した上で、Bitcoin(ビットコイン)とBitcoin Gold(ビットコインゴールド)を売り買いしてください。
ビットコインキャッシュでも、この動きが確認できましたので、
Bitcoin Gold(ビットコインゴールド)でもほぼ同じ動きが出る可能性が高いと判断して良いでしょう。
まとめ
今結構賛否両論で騒いでいますが、ゆっくりBitcoin Gold(ビットコインゴールド)を見届けたいと思っています。