今回は、Bitcoin(ビットコイン)の技術的な用語を猿でもわかるように説明してみました。
Bitcoin(ビットコイン)の技術的な用語:スケーラビリティ問題
ビットコインには、取引内容と呼ばれるブロックが入っており、
ブロックがいくつも繋がれたブロックチェーンと呼ばれる仕組みで管理されています。
しかし、一つのブロックに入るデータの容量は決まっているので、最近の取引量の増加に伴って
・処理速度の低下
・ビットコインの送受信の詰まり
といった問題が発生してしまいます。
これが、スケーラビリティ問題と呼ばれるものです。
Bitcoin(ビットコイン)の技術的な用語:SegWit
segwitは、「Segregated Witness」の略称で、BIP141で提案されました。
「Segregated Witness」は、署名と分離と訳されており、ブロックの中の情報から
普通の、クライアントは使わない電子署名の情報をカットすることができます。
これによって、ブロックに含まれる情報を25%まで圧縮できます。
詰まり、ブロックの大きさには手を加えず、
取引情報を圧縮することでスケーラビリティ問題を解決するという方法です。
Bitcoin(ビットコイン)の技術的な用語:SegWit2x
segwit2xは、BIP91で提案された方法です。
これは、segwitを実装して3ヶ月ごとにハードフォークを実施するというものです。
ハードフォークに関しては後で説明をしていきます。
Bitcoin(ビットコイン)の技術的な用語:BIP91
BIPとは「Bitcoin Improvement Proposals」の略称で、
ビットコイン技術を議論するために作成と公開している文章群です。
Bitcoin(ビットコイン)の技術的な用語:UASF
UASFは「User Activated Soft-Fork」の略称です。
これは、BIP148で提案された、segwitの実装方法です。
BIP148のUASFデハ、2017年8月1日〜11月15日の間に
segwitを採用しないブロックを拒否するようにクライアントを変更します。
UASFの意図は、BIP148を実装したクライアントを利用するユーザーが多数を占めた場合に、
期間中にマイニングを含むブロックが多数のユーザーに拒否されないようにするため
マイナーもsegwitを採用するように移行を進めるはずだとの期待があります。
つまり、segwitを実装してしまえば、ユーザーの多数はsegwit派になるので、
そうすれば、マイナーも応じるしかないということです。
しかし、この意見に反対した人たちは違う案としてsegwit2xを出しました。
Bitcoin(ビットコイン)の技術的な用語:ソフトフォーク
ソフトフォークとは、ブロックチェーンのプロトコルに規制された検証規則をより
厳密に変更することで発生するブロックチェーンの分岐のことになります。
ソフトフォークを行う際には、新しい検証規則に則って作成されるブロックチェーンやトランザクションは、
古い検証規則を利用する検証ノードも含めてすべてのノードにおいて有効とみなします。
したがって過半数の採掘者および検証ノードが新しい検証規則を採用する前提に立つならば、
恒久的な分岐を生じる可能性はほとんどなく、いずれ新しい検証規則のブランチへと収束します。
Bitcoin(ビットコイン)の技術的な用語:ハードフォーク
ハードフォークは、ブロックチェーンのプロトコルに規定された検証規則を
緩和することによって発生するブロックチェーンの分岐のことです。
ハードフォークの際には、新しい検証規則を採用しないノードは、
新しい検証規則に則って作成されたブロックおよびトランザクションを無効として却下する可能性があります。
これにより、新しい検証規則を採用するノードと、採用しないノードとの間で、
ブロックチェーンの最も長い有効な枝の判断に不一致が生じ、恒久的な分岐を生じる可能性があります。
まとめ
仮想通貨は結構ITや通信技術の話が多いので、
初心者やITに詳しくないと、何がどう行われているのかさっぱりな人が多いです。
つまり、そんな人が何か新しいことが起こるたびにパニックになり相場が荒れたり不安視されたりするわけです。
しっかりと何が行われてそれがどんな意味をもたらすのかを知って初めて仮想通貨に対して投資をできると思うので
しっかりとこうした技術については理解したほうがいいです。