今回は、最大級Bitcoin(ビットコイン)取引所のBitfinexにて出金遅延頻発!?第二のGOX事件になる可能性が!?Tether(テザー)との関連も!?情報についてまとめてみました。
最大級Bitcoin(ビットコイン)取引所のBitfinexにて出金遅延頻発!?第二のGOX事件になる可能性が!?
最大級Bitcoin(ビットコイン)取引所のBitfinexにて出金遅延頻発!?第二のGOX事件になる可能性があるという情報が流れてきました。
以下は本文を引用したものです。
ビットコイン対米ドルの取引量で世界一の仮想通貨取引所ビットフィネックス(本拠地・台湾)において、出金しにくい状態が続いていることがわかった。
同社が運営していると噂される仮想通貨ティーザー(Tether)をめぐる問題が関連している可能性があり、
2014年に破綻した「Mt.Gox」の二の舞になるのではという声があがっている。
ティーザーは米ドルなどの法定通貨に連動しており、ティーザー社によって管理される法定通貨の準備金に裏打ちされていることになっている。
ところがあるユーザーが指摘するように、同社規約には「ユーザーは、ティーザーを現金に変換するための契約上または法的な根拠を有さない」とあり、懸念が広がっている。
また、ビットフィネックスの取引所上でレバレッジをかけた大口取引による激しい値動きが目立つようになっている。
何者かが500億円規模の資金にレバレッジをかけて「仮装取引」を行うことで、仮想通貨の値動きを操作している可能性があるという。
これら一連の事から、「ティーザーの準備金がレバレッジ取引のために使われている」と見る声があがっている。
あるユーザーは、
「ビットフィネックスは次のマウントゴックスだ。皆そろって騒ぎ始めており大きな問題になりそうだ。マウントゴックス破綻もこうやって始まり、何百億円ものユーザーの金が失われた」
とコメント。81名のユーザーがリツイートしている。
ビットフィネックスは業界でもトップを競う取引所として透明性のある情報公開が求められている。
そこでコインテレグラフはビットフィネックス社にコメントを求めており、何らかの回答があり次第報告する予定だ。
GOX事件とは?
有名な事件なので、内容を知っている人は飛ばしてもらってもいいです。念のため書いていきます。
マウントゴックスは2010年に設立した仮想通貨取引所です。東京渋谷に本社を置き、一時は世界一の取引量を誇る取引所になっていました。
代表はマルク・カルプレスです。
マウントゴックスは2014年に65万ビットコインと28億円を消失したとして破綻しました。
当初はハッキングを受けて顧客資産が流失したと発表していましたが、
実際ハッキングによって失われたのは一部で、大部分はカルプレスが横領していた可能性が高いことがわかりました。
結果としてカルプレスは逮捕されています。
マウントゴックス事件の問題の論点は大きく2つあります。
1.ハッキングにより流失してしまうオンラインでビットコインを管理していた
2.ビットコインと預かり金を簡単に横領できてしまう管理体制
1はオンライン上で大量のビットコインを管理していた問題です。
取引所として売買や送金に対応するため、ある程度のビットコインはオンラインに置いておく必要がありますが、大部分はハッキングされないオフラインの環境で管理する必要があります。
2はビットコインや預かり金の管理体制です。いくら代表とは言え、簡単に横領できてしまう管理体制は脆弱すぎます。
顧客の資産は会社の資産と分離して管理する、第三者による監査を入れるなどの体制が求められます。
これらは事業をする上で当たり前のようにも感じますが、行政による決まったルールなどはなく、
カルプレスのような悪意ある人間がいれば横領などができてしまう環境だったと言えるでしょう。
今回、このマウントゴックスの事件が再びBitfinexで起きるのでは無いかと注目されています。
マウントゴックスはリバイバルを提案中!?
ちなみに、このマウントゴックス会社はリバイバルを提案しています。
以下は内容の引用です。
破産手続き中の仮想通貨取引所であるマウントゴックスの代表取締役マルク・カルプレス被告が16日、自らのブログの中で、
2万人以上いる債権者を報いる方法の一つの案として、同社株売却やICOを通してマウントゴックスを復活させる提案をしている。
法定で無罪を主張しているカルプレス被告は、同提案を実行するには、債権者が「さらに協力的」になる必要があると述べている。
85万コイン(今日の価格に換算すると約7700億円)となるコインを失ったマウントゴックスの責任者として、こうしたコメントはさらに批判を浴びる可能性がある。
カルプレス氏は、民事再生を通して新たな経営陣と約274億円を投入すれば、マウントゴックスを復活させて利益をだすことも可能だとしている。
さらに、ICOを通して必要な運転資金等を捻出する方法も提案したが、20日のブログ更新ではコンプライアンス上の理由から難しいとした。
ちなみに業界最大規模の仮想通貨取引所であるビットフィネックスは2016年夏、70億円を超える仮想通貨を盗難された後、
ユーザーにトークンを発行する等して債権者に補填をおこない破産を回避している。
→https://jp.cointelegraph.com/news/karpeles-suggests-potential-for-mtgox-revival
仮想通貨のTether(テザー)とは
今回のBitfinexの件で少し話題になっている仮想通貨のTether(テザー)です。
Tether(テザー)に関しては下記の記事を参照してください。

Tether(テザー)とBitfinexの疑惑
Tether(テザー)の通貨であるUSDTは1ドルを担保に1ドルと同じ価値を持ちます。
しかし最近急激に大量発行されてBTCの買いに回っているUSDTの発行元のTether(テザー)は情報開示なし補償なしです。
もしかすると、ドルを担保に入れずにUSDT発行している可能性があります。(噂)
Bitcoin(ビットコイン)の価格はUSDTで価格操作されているかもしれないということですね。
もしその仮説が本当であれば、存在しない価値がBTC(仮想通貨界)に上乗せされている事になるので、バレた時がかなりやばいことになりそうです。
Tether(テザー)にはBitfinexのCFOが所属していますし、Bitfinexはblockstreemが出資しているので何かしら因果関係がありそうです。
BTCは年内に始まる先物で未来のないBTCを高価格で売りつける事でUSDTをリアルマネーに変換しようとしているのではという説もあります。
今回のTether(テザー)のUSDT無限発行からのBitfinex破たんシナリオがアメリカでも話題になりつつあります。
USDTによってBitcoin(ビットコイン)が買い支えられてきたのならbitfinexがGOXになればBitcoin(ビットコイン)の失墜をもたらすのでは無いかと
現在、意見や疑問が仮想通貨全体で話題が飛び交っている状況です。
もし、USDTを顧客が一斉にドルへの換金を求めた場合のリスクは計り知れないと思います。
今後Bitcoin(ビットコイン)とBitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)はどうなるのか?
正直この問題は、仮説だらけで正直どうなるかわかりませんが、流れはBitcoin(ビットコイン)からBitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)に
傾くのでは無いかと個人的には思っています。
あくまで個人的な意見なので、これで損失だしても保証はしませんが、
この件や他の有権者の情報などを含めても、流れはBitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)に向く可能性があります。
Roger Ver氏はBitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)はBitcoin(ビットコイン)から派生したアルトコインではなく、Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)こそ本物のBitcoin(ビットコイン)であると発言している!?
Roger Ver氏は
『Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)はBitcoin(ビットコイン)から派生したアルトコインではなく、
Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)こそ本物のBitcoin(ビットコイン)である。』
と発言しています。
もしRoger Verの資金が放たれれば、仮想通貨市場は今年最大級の嵐が起きることになります。
考えられるシナリオとして今上がっている、高いBTCで安いBCHをロジャー砲で買いまくってロジャーは大儲けというシナリオは大いに考えらます。
そうなると、BTC暴落、BCH高騰という流れは起きてもおかしくは無いです。
Bitcoin Cash is not an offshoot of Bitcoin,
It's the original Bitcoin with the original functionality restored.https://t.co/YToA6m4XBm— Roger Ver (@rogerkver) November 19, 2017
まとめ
・Bitfinexにて出金遅延頻発しており第二のGOX事件になる可能性浮上
・BitfinexとTether(テザー)は何かしら因果関係がありそう
・TetherTether(テザー)がUSDTを発行してBTC買い支えてるとの噂が浮上中
・Roger Ver氏はビットコインキャッシュこそ本物のビットコインであると発言
・流れはBitcoin(ビットコイン)からBitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)へ傾く可能性はある
一難去ってまた一難とはこのことですね。
正直この流れは読めないです誰にも。正直世界全体でパニック状態なのはまちがい無いのと、かなり大きな力が裏にあるのも事実です。
今後の動向はチェックしておくべきですね。