大量の情報に接していると、どうしても不安に煽られます。
「勝ち組・負け組の格差社会」
「老後には◯◯◯◯万円必要だ」
「年金崩壊」「日本破綻」、、、、
それらに対策するために、また大量の情報を集め始め、そうして、どんどんと情報の渦に巻き込まれていきます。
せっかく、自分の未来を強化するために集めた情報で、自分の不安までをも強化させてしまうのです。
誰もが、落ちこぼれてしまわないように、少なくとも、人並みでいられるように、未来に備えて一生懸命ですよね。
これが、現代の情報化社会の負の側面だと考えています。
私は、情報によって大きく人生を変えましたし、これからも、情報を大切にして生きていくつもりです。
ただ、必要以上の情報を浴び続けて情報にとらわれて生きていくことは、
目の前の大切なことを忘れさせてしまうと危惧しています。
目の前には、美しいもの、大切にすべきものがたくさん存在しているはずです。
移ろう季節、色とりどりの花、流れる雲、青い海や空、老いていく親、、、、
儚い人生の中でいつ何が起こっても大きな後悔をしないように、
目の前の、美しく、大切なものを見つめるべきだと感じています。
そして、やりたいこと、できることは、今、やることです。
それは、「非日常の贅沢をしよう」ということではありません。
感謝すべき人に、「ありがとう」と伝えること。
愛している人に、「愛している」と伝えること。
そんな当たり前のことを情報の渦の中で忘れないように心から、大切にしていきたいですね。