儲からない人には、ある共通点があります。
それは、儲かることではなくやりたいことを選択してしまうことです。
その典型例は、
定年後、退職金を使って夫婦で飲食店を始めるとか自宅を改装し雑貨屋を始めるといった具合です。
もちろん、
そこに市場が存在し、儲かっている人がいれば別ですが、
儲からない人は、そういったことを調べることなく誠心誠意熱意を持って取り組めば、買ってもらえると誤解してしまうのです。
ただ、
これは、あなたが逆の立場で考えた場合分かると思いますが、
いらないものをいくら熱弁を振るわれたところで、買うことはないと思います。
これは、お客様も同じです。
あなたの趣味に付き合う余分なお金などお客様にはないのです。
では、何を基準にビジネスを選べばいいのか?
それは、
自分の戦う市場で、すでに儲かっている人がいるかどうかです。
ここが、ポイントです。
仮に、その市場で年収1億円の人がいる場合、あなたも、やり方次第では、そこまではいくことができます。
が、
その市場にいる人たちが全員苦労しカツカツ状態であれば、あなたが意を決して参入したところでカツカツになるのは目に見えています。
これはビジネスだけでなく、スポーツでも同じようなことがあります。
昔、100m走を10秒切って走ることは奇跡と言われていましたが、
カール・ルイスが、初めて10秒を切ったことで、次々と10秒を切る選手が増えたのです。
このように、初めの1人になるというのは「世界で1人いるかどうか」となりますが、
逆に言えば、
1人でもいれば、間違いなく、そこまでは行けるという目安でもありますので、
まずは「目安となる人を探すこと」です。
だから、
今後、何かビジネスを行う際には、まずはやりたいことを優先するよりも儲かることの中からやりたいことを選択してください。
なぜなら、
儲からないことを続けていくと、好きなことであっても嫌いになってしまいます。
が、
儲かることを行えば成果を実感できるのでドンドン好きになることができます。