今回は、ICO詐欺師を排除する評価プラットフォーム「ICOHub」についてまとめてみました。
ICOHubとは
ICOHubとは、ICO詐欺師を排除する評価プラットフォームです。
現在、世界全体でICOでの詐欺事件が多くなっているのが現状であり、
こうした詐欺事件が発生するたびに、ICOのエコシステムなどの信頼が損なわれて仮想通貨全体の評価が落ちてしまいます。
そこで、LinkedInの共同創業者でありCTOだったLy氏はインターネット上で安全かつ取引履歴の評価に基づいた取引を可能にするサイト
「Hub, Human Trust Protocol」を立ち上げ、HubはICO向けのPoC(プルーフオブコンセプト)を評価する「ICOHub」を発表しました。
このICOHubは無料で利用できるとのことです。
ICOHubの評価方法
ICOHubでは、透明性とデータ・ドリブンを堅持することにより、ICO詐欺などの問題に取り組むことを目指しています。
ICOHubは、プロジェクトの信頼スコアを信頼できるソースからデータを引き出し、
ICOチームに文書化やデジタル署名を通じてそれが事実であることの証明を求める方法で評価をしようとしています。
ICOHubは、個人だけでなく案件そのもの評価もしようとしています。
案件の評価は個人に基づくものかもしれませんが、資金調達やパートナーシップ、顧客など、
企業が過去に行ったビジネス取引であっても信頼スコアに影響が出るようにしています。
つまりICOHubは信頼スコアを決定するため、複数のデータソースから作り上げた「Web上での信頼度」を参照しているわけです。
これらのデータソースには、企業や組織だけでなく、個人に関する情報も含まれます。
つまり、自分の素性を隠そうとしている悪人はより見つかりやすくなるので、詐欺師を見つけ出しやすいです。
ICOHubの公式サイト
ICOHubの公式サイトは下記のリンクになります。
まとめ
全世界から仮想通貨を通じて資金調達が行えるというのはお金をなめらかにするという部分に関して非常に良いモデルなのですが、
中にはICOを通じて詐欺を行う企業も存在しています。
そうした詐欺に投資家が合うことなく、投資できる環境を作ることこそが仮想通貨市場をより良くすると思っています。
ICOHubはICOやトークン詐欺を発見する有益なツールとなる可能性が高いと思うので、今後ICOを精査するときに使用したいと思っています。