今回は、IT業界の巨頭である『GAFA』が日本の優秀な人材をどんどん引き抜く!?
情報についてまとめてみました。
エンジニアをこき使う日本とVIP待遇の海外
エンジニアは世界全体でも非常に欲しい人材です。
日本ではそうしたエンジニアをこき使い使い捨てのように人材を扱います。
海外ではこの逆で超VIP待遇です。
今回はGAFAが日本の優秀な人材を引き抜いているということについてです。
GAFAとは?
GAFA(ガーファ)とは、IT業界の巨塔である
・Google(グーグル):検索エンジンやクラウドを提供
・Apple(アップル):iPhoneやMacbookなどのデジタルデバイスやソフトウェアを提供
・Facebook(フェイスブック):SNSを提供
・Amazon(アマゾン):世界最大のネット通販を運営
の4社の頭文字をつないだ造語になります。
GAFAに日本の優秀な人材が引き抜かれている!?
GAFAに日本の優秀な人材が引き抜かれているようです。
NTT研究所で6年働いていた方はGoogleに転職したようです。
→http://kumagi.hatenablog.com/entry/exit-from-ntt
こうした事例がありNTTはGAFAに強い危機感を持っているようです。
以下は本文の引用文です。
NTT持ち株会社の澤田純社長は日本経済新聞のインタビューに応じ、
国内通信への依存から脱却してグローバル事業を強化する考えを示した。
鍵を握る人材について、米グーグルなどIT(情報技術)大手を指す
「GAFA」に引き抜かれている現状に危機感を示し、待遇改善で対抗すると語った。
NTTは研究開発の人材として毎年、60人ほどの新卒を採用している。
ただ、若い世代の研究者は年々、
グーグルのほかアップル、フェイスブック、アマゾンなど
世界の企業との奪い合いが激しくなっている。
海外IT企業は、新卒でも優秀であれば年収数千万円で採用するといわれ、
獲得競争が過熱している。
澤田社長は人材の引き留め策として、
研究に特化したプロ人材に高額の報酬を与えられるよう、
19年度に賃金制度を改革すると明言した。
同社の研究開発職の初任給は大卒が21万5060円、修士課程修了で23万7870円となっている。
→https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37991020Q8A121C1TJ2000/
流石に研究開発職で21万〜23万円は低すぎますよね。
今までのように終身雇用や年功序列があればその給料でも安定の代わりに働く人もいましたが、
今はそうではないです。
それなのに今も昔も変わらず同じようにやっていて人が集まると思っているので
そろそろ現実見るべきじゃないの?って思います。
NTTのような大企業でさえも『優秀な人材を安くこき使う』わけなので
日本全体が衰退していくのも当然かと思いますね。
GAFA以外にもサムスンにも日本のエンジニアは引き抜かれています。
結果的にサムスンは世界的な大企業になっています。
日本のエンジニアに対する軽視で国益を失っているとしか言いようがないレベルです。
日本の企業でGAFAみたいな給与と労働環境の会社が現れたらそりゃもう国内の優秀なエンジニアの大半をかっさらえるのでは
— 社会人でもOSを作りたい (@uchan_nos) November 25, 2018
そりゃ人は待遇の良い方に、未来に希望がある方に動くよ。むしろ、待遇も希望も示せない自らを反省しないと。 対GAFAで研究者の処遇改善 NTT、流出に危機感:日本経済新聞 https://t.co/RL6Uwj5Yty
— 松浦晋也 (@ShinyaMatsuura) November 26, 2018
入社7年目で年収653万。
日系大手金融や総合商社なら1000万クラスになる頃なのに、日本は理系の待遇悪過ぎてエリート理系がGAFAにとられる。
この昇給ペースじゃそりゃ転職するよ。 https://t.co/s0XnY4mSrj— M⊿ (@masuoblack373) November 26, 2018
どうせ「高度技術手当 月5万円支給」とかしょっぱいことして失笑を買うだけな未来が見える。それよりエンジニアに支給するPCが1core メモリ3GBの化石だったり、自由のないネット、技術軽視を改めるのが先では?
対GAFAで研究者の処遇改善 NTT、流出に危機感:日本経済新聞 https://t.co/xdXFrCke4k
— Miyahan (@miyahancom) November 21, 2018
NTTにはアンハッピーだが、辞めた人材は良い選択をした。たぶんカネだけの問題じゃない→「NTTの研究開発人材は35歳までに3割がGAFAなどに引き抜かれてしまう。19年度からAIなどの研究者の賃金を引き上げたい」
NTT、対GAFAへ処遇改革:日経 https://t.co/wFAfo8Y5HL— 木村岳史(東葛人) (@toukatsujin) November 21, 2018
『給与』と『労働環境』を整えないのと良い労働者は集まらない
『給与』と『労働環境』を整えないのと良い労働者は集まらないです。
今回のGAFAのようにどんどん優秀なエンジニアや人材は
・自分を評価してくれる企業(給与等)
・自分が働きやすい労働環境
で働くに決まっているんですよね。
経営者にとって大切なのが、労働者がのびのびと働く環境を提供してあげることだと思います。
それができない企業には良い人材は集まりませんし、
企業も良い製品やサービスを提供できないです。
まとめ
経営リソースである人・モノ・カネ・情報の中でも『人』が一番大切だと思います。
利益を生み出すのは経営者ではなく現場で働いている労働者です。
結局優秀な人達が海外に取られればその分国自体が衰退するのは当然ですね。
日本は少しずつ沈みゆく船だと思います。