今回は、マイナー集団BitPicoがSegwit2xの強行を宣言!?Bitcoin(ビットコイン)のフラッシュクラッシュやBitflyerのsegwit2x延期に対する声明などまとめてみました。
マイナー集団BitPicoがSegwit2xの強行を宣言!?
BitPicoという人物(あるいは団体)がメーリングリスト上でこうした発言をしています。
「我々はハードフォークを遂行する。すべての準備はできている」
「難易度を下げたのは戦略だ。ネットワーク上のハッシュレートの30%が消えたのはなぜか。原因は我々だ。マイナーたちは既に進行していることを遂行してゆく」
同投稿には疑念を持つ意見もありますが、ハードフォークを諦めていない集団がいる可能性もみて、市場を監視していかないといけません。
少し、頭に入れておく必要がありますね。
強硬派がSegWit2xハードフォークの継続を主張!?
9日付けで代表者6名の署名付きで発されたSegWit2xハードフォーク計画の中断宣言だったが、匿名の人物によりbitcoin2x.orgのサイトが立ち上げられ、
「計画の撤回は許されない」
としハードフォークの継続を求めた。
我々はフォーク計画の継続を決定した。ビットコインの運命を6名の個人にコントロールされることは許容できるものではない。
予定日は変わらず、11月15日だ。
SegWit2xの計画中断に対し連名の署名を行ったBitmain CEOのジハン・ウー氏は、このアクションに対して明確に批判の意思を示した。
bitcoin2x.orgのドメイン管理者は誰でしょうか?
どこにソフトウェアのコードがあるのでしょうか。SW2xは、いわばUAHFのようなものです。まあ、フォークしても何十億年とかければブロックは解けるでしょうが。
bitcoin2x.orgのドメイン管理者は不明で、WhoIs検索を行っても
、Domains By Proxy,LLC(GoDaddyのプロキシーパートナー)によりプライバシー情報が保護されており、誰が取得したかは不明です。
実際、マイナーがついてこないならばハードフォークが分岐をもたらすことはないです。
Bitcoin(ビットコイン)でフラッシュクラッシュ!?
フラッシュクラッシュとは瞬間的に価格が急落することです。
株式市場や為替市場でも暴落はよくあることですが、サーキットブレーカー制度や流動性の高さがあるため、暴落の幅はそこまでではありません。
しかし、仮想通貨市場はサーキットブレーカー制度などがなく流動性もまだまだ低いため、一気に9割暴落するといった現象が稀に発生します。
フラッシュクラッシュは滅多に起きることではありませんが、株式や為替市場でも起きているように仮想通貨市場でも起きる可能性はあります。
今回は、11月9日(木)の18時にBitcoin(ビットコイン)でフラッシュクラッシュがおきました。
こうしたフラッシュクラッシュは、レバレッジ取引をする場合は十分に注意した方がいいです。
視点を変えればチャンスにもなり得るため、通常なら下落しないであろう価格で指値買い注文を入れておくこともありかもしれません。
永遠に約定しない可能性も高いですが、約定する可能性もあります。
フラッシュクラッシュといってもすぐに価格は正常に戻るため、現物取引であれば特段影響はありません。
ただ、レバレッジでポジションを持っている場合は注意する必要があります。
大手取引所のbitFlyerはサーキットブレーカー制度を設けているので、こうした取引所を利用することも一つです。
今後こうした制度を導入する取引所が増えていくかもしれません。
国内大手の仮想通貨取引所Bitflyer(ビットフライヤー)のSegWit2x延期声明に対する見解と対応方針
国内大手の仮想通貨取引所Bitflyer(ビットフライヤー)のSegWit2x延期声明に対する見解と対応方針のアナウンスが入りました。
要点は以下の通りです。
・ビットフライヤーは延期声明に賛同する
・合意が無い上の分岐は、顧客の資産が保護できない危険性がある
・ハードフォーク予定ブロック前後、ビットコインの預入・送付サービス等を一時停止する予定はない
・ハードフォーク予定ブロック前後も、ビットコイン決済等を含む全サービスが通常通り利用できる
・ビットフライヤーは、2009年以降多くのユーザーに支えられてきたビットコイン・エコシステムが、今後も安定的に存続し発展することを望む
また以下は、Bitflyerから送られた内容です。
SegWit2x によるビットコインのブロック高 494,784 に予定されていたハードフォークについて、SegWit2x プロジェクトの開発者を含む 6 人により延期声明が発表されました。
当社は当該声明に賛同いたします。
ビットコイン・エコシステムにおいて、コンセンサスを得る方法を変更するには、
マイナー、ユーザー、開発者、ウォレット提供企業、取引所といったステークホルダーの合意が必要になります。
この合意が無い状態でのブロックチェーンの分岐は、ビットコイン・エコシステムを不安定にし、混乱をもたらします。
分岐により発生するチェーンに Reorgやリプレイアタックに向けた対策 がなされない場合、どちらかのチェーンもしくは両方のチェーンの資産の価値が失われる、
すなわちお客様の資産が突然失われる可能性があります。当社は、ハードフォークの内容がいかなるものであったとしても、上記のような合意が無い、
あるいはお客様資産の保護に向けて十分に対策がなされていない分岐は、ビットコイン・エコシステムのために絶対に避けるべきであると考えています。
NYAは、まず SegWit そして続く「2x」と合意がとれたハードフォークを促すために締結されたものでした。
SegWit については混乱なくハードフォークができたものの、続く「2x」については現時点でステークホルダーの合意がとれておらず、
ビットコイン・エコシステムを不安定にする可能性が高いと思われます。
当社は、今回の延期声明に賛同することにより合意のとれていないハードフォークを避け、ビットコイン・エコシステムの安定に寄与することができると考えています。
〜当社サービスにおける対応方針〜
今回の延期声明を受け、当社はビットコインのブロック高 494,784 前後においてもビットコインのお預入・ご送付サービス等を一時停止する予定はございません。
ビットコイン決済等を含む当社の全サービスが通常通りご利用いただけます。
当社は引き続き SegWit2x の開発の進捗やハッシュパワーの状況等、取り巻く環境変化を分析し、対応方針の検討をしていきます。
〜当社の取組について〜
当社は 2017 年 5 月時点において、ビットコインのブロックチェーンにおける送金手数料高騰問題を解決するため、かつビットコイン・エコシステムの安定化のために、
SegWit をアクティベートすることが重要であると考えました。混乱無く 8 月に SegWit がアクティベートされトランザクション処理能力を向上させることが可能になりました。
当社は仮想通貨交換事業者で唯一 P2WSH を実装するなど、SegWit の利用推進およびビットコイン送付手数料を減額しユーザー利便性の向上に寄与しています。
2009 年以降多くのユーザーに支えられてきたビットコイン・エコシステムが、今後も安定的に存続し発展することを強く望みます。
当社もコミュニティの一参加者として、継続的にできる限りの貢献を行っていきます。
→https://bitflyer.jp/pub/policy-and-stance-regarding-segwit2x-ja.pdf
まとめ
いろいろと、問題がまだありますね。
全部が解決したわけではないので、動向をしっかりとチェックしていきましょう。