今回は、bitflyer(ビットフライヤー)がBitcoin FXのSFDの内容を2点の変更を行う予定!?情報についてまとめてみました。
Swap For Difference(SFD)とは
SFDとは「Swap For Difference」の略で、価格の違いを是正する為の制度となります。
最近bitflyer(ビットフライヤー)ではFX取引と現物取引とのビットコイン価格が大きく異なってしまう問題があります。
Swap For Difference(SFD)を使うことで、この問題を解決することが可能です。
なぜFX取引と現物取引の価格が大きく異なるのかというと、
ビットコインの売買が行われる場所が異なる事などが理由として挙げられます。
現物取引とFX取引の取引価格が連動しない為、価格が異なる事になります。
例えばFX取引だけ多くの買い注文が入ればFX取引でのビットコインの需要が上昇し価格上昇につながります。
現物取引で需要の増加が無ければ価格は現物取引ではそのままになります。
FX取引ではレバレッジ取引が可能な為「今後も価格が上昇するかも」と多くの人が考えた場合、
少ない元手で多くの利益を得ようとFX取引だけ買いが増大してしまいます。
価格が大きく異なる事でビットコインの価格を正確に表示できなくなりトレードを行う上で
問題が生じる為にbitFlyerは対策としてSFD制度導入を決定しました。
bitflyer(ビットフライヤー)がBitcoin FXのSFDの内容を2点の変更を行う予定!?
bitflyer(ビットフライヤー)がBitcoin FXのSFDの内容を2点の変更を行う予定です。
→https://bitflyer.com/pub/announcement-sfd-change-ja.pdf
bitflyer(ビットフライヤー)がBitcoin FXのSFDの変更内容1:決済注文の約定時には、SFD は付与しない
約定の種類 | 新規注文 | 決済注文 |
価格乖離を拡大する方向の約定 | SFD徴収 | SFD徴収 |
価格乖離を縮小する方向の約定 | SFD付与 | SFD無し※近日変更点 |
bitflyer(ビットフライヤー)がBitcoin FXのSFDの変更内容2:新たに 5% 以上 10% 未満の価格乖離において 0.25%
の SFD 比率を設定。また、20% 以上の価格乖離における SFD 比率を 2.00% に変更いたします。
価格乖離 | SFD 比率 |
5% 以上 10% 未満 (※近日変更点) | 0.25%(※近日変更点) |
10% 以上 15% 未満 | 0.50% |
15% 以上 20% 未満 | 1.00% |
20% 以上 | 2.00%(※近日変更点) |
bitflyer(ビットフライヤー)がBitcoin FXのSFDの内容を2点の変更後の取引例
取引におけるSFDの発生イメージは以下の通りです。
SFD は以下の式で計算されます。
SFD(日本円)= 取引数量 × Lightning FX 取引価格 × SFD 比率
例:
【新規注文】
Lightning FX(最終取引価格:920,000 円)が Lightning 現物(BTC/JPY)(最終取引価格:
800,000 円)対比 15% 高く乖離しているときに Lightning FX で 1 BTC/920,000 円
(A さん:新規注文による買い、B さん:新規注文による売り)の約定が発生した場合の SFD について
計算式:1 BTC × 920,000 円 × 1.0% = 9,200 円
A さん(買い = 価格乖離を拡大する方向の新規注文の約定):9,200 円を SFD として徴収
B さん(売り = 価格乖離を縮小する方向の新規注文の約定):9,200 円を SFD として付与
【決済注文】
Lightning FX(最終取引価格:1,050,000 円)が Lightning 現物(BTC/JPY)
(最終取引価格:1,000,000 円)対比 5% 高く乖離しているときに
Lightning FX で 1 BTC/1,050,000 円(A さん:決済注文による売り、B さん:決済注文による買い)の約定が発生した場合の
SFD について
計算式:1 BTC × 1,050,000 円 × 0.25% = 2,625 円
A さん(売り = 価格乖離を縮小する方向の決済注文の約定):SFD は付与いたしません
B さん(買い = 価格乖離を拡大する方向の決済注文の約定):2,625 円を SFD として徴収
まとめ
結局はBotがやりたい放題に変わりはないですね。
今後もSFD関連のBOTは強いでしょうね。